11月16日　「ｽﾀｰﾘﾝの葬送狂騒曲」見る

この日は、歴史をﾌﾞﾗｯｸに風刺した、17年のｲｷﾞﾘｽとﾌﾗﾝｽの合作映画のDVDを借りて見ました。
20世紀を代表する独裁者が突然、死んだ後に起こる国家権力者たちのﾄﾞﾀﾊﾞﾀを、過剰な演出で笑わせるのですが。
ちゃんと当時のｿ連の要人の特徴を捉えているので、多少、歴史を知っていたら楽しめます。
ｽﾀｰﾘﾝによる粛清をｺﾐｶﾙに描きながら、権力者たちの権力闘争は命懸けです。
第3代のｿ連の最高指導者は、ﾏﾚﾝｺﾌという人がなりました。ところが一ヶ月にも満たないで、第4代のﾌﾙｼﾁｮﾌに取って代わられます。
また実際にも大量に強姦をしていた権力者のﾍﾞﾆﾔをﾗｲﾊﾞﾙとして描かれてますし。ﾌﾙｼﾁｮﾌが元帥の力を借りて、権力を握ったのも事実です。
西側による、ｿ連を小馬鹿にした映画は、ﾛｼｱには面白くは無かったでしょうが。
こういう歴史を扱った映画は、勉強にもなるし、為になります。
近代史に興味がある方には是非、御勧めの映画だと思いました。