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2019年10月22日11:15

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10月21日 「記憶にございません」「人間失格 太宰治と3人の女たち」観る

本日は、月曜日でした。観客が多い時に行くと気を遣うので。
よく月曜日を狙って映画に行くのですが。
大ヒットしてると聞いて、たまには大衆向けの邦画でも見ようと、新宿に観に行ってきました。
三谷幸喜という稀代のコメディ作家のコメディ映画なんですが。たぶん大衆が望むのは、こんな感じの笑いなのかな。
テレビドラマ的な笑いで、劇場ではクスクスと笑い声が聞こえてましたから、娯楽映画としては成功なんだろうけど。
映画通には、受けないと思いました。
大阪で吉本新喜劇の芝居で、「300万円」と言ったら、皆がこけて、観客が笑う、みたいなコメディのセンスでした。
この映画のクオリティーでは賞を取ることは無いのでしょうが、笑わせたのなら目的は達成してると思いました。
しかし残念なのは、三谷幸喜監督は今の日本の政治を知らないのか、意図して避けてます。
政治を扱いながら、現代の政治への風刺は殆ど感じられまん。
考えたら、テレビの力が強い日本のマスコミでは、政治的なメッセージの強い作品は、作れないのかもしれませんね。
政治の風刺も弱いし、笑わせ方も低レベルだと思いましたが。
映画通でない大衆には、こんな感じでも良いのかな、と思いました。

更に、まあまあヒットしていると聞いて、続けて蜷川美花監督の邦画を観ました。
一流のキャストを揃えて、映像もさすが写真家として一流だっただけに、素晴らしいです。
太宰治を主人公にすると、どうしても不倫の映画になってしまいますが。
映像は綺麗で夢幻的だし、苦悩する主人公を描いていて、悪く無かったです。
ただし賞を取るには、欠点がありまして。
小栗旬が太宰治に似せようとしてないことです。
小栗旬の髪型にはパーマが当たってますが、せっかく美術や資料を調べて忠実に再現しているのに。役者が、格好良いように見せようと、髪型を現代風にしたら、映画としての価値を下げてしまうと思いましたが。
太宰治ファンには、似てないと言われると思いました。
でも映画は悪くなかったです。
色っぽい不倫映画を見たい、映画通でない方にはお勧めだと思います。
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