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2019年10月19日06:40

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撞球話 タップのお陰 mezz TA-4

 mezzのTA-4。高性能で有る事が大前提みたいなキュー。コイツが手元に着てから色々触ってバットに難が有る事を発見したのはもう一年半前程になるか。

 主材は黒壇で密度と硬度がある筈なんだけど、コイツの材はいわゆるハズレだったようで、バットの強度不足でプレーに支障が出てしまうほど。折角の高級品がハウス・キューにも劣る残念な物になっていた。そこでノーラップ化と併せてリフィニッシュ。革巻きグリップだった物を糸巻きにして塗膜で覆い、重量と強度を上げる対策を施す。

 その後、相性の良いシャフト(アルファ)を合わせたり調節したりで好い所を探っていたんだけど、どうにもピタッと来るタップを見付けられずに暫く手付かずになっていた。



 で、最近になって友人からこれ良いよ〜って勧められた単層タップのメイリン。トライアングルと似た手法(同手法?)で作られていて硬度はM。トライアングルより少しだけ硬く球離れが早く同程度の噛みの良さが有って扱い易い。比較的間口の広い部類と思われる。
 素の状態でも良タップなんだけど、これを更に加工した物(締めるだけじゃない)を使った時にTA-4が頭に浮かんできた。なので早速付けて撞いてみると…キタッ!。

 これまで試したヤツは何処かしらに不満要素が有ったけどコイツは無い。交換前のタップは一番理想に近かったトライアングルの加工タップ。それでも何となく打感がボヤけていたんだけどメイリンの加工タップはTA-4の性格と合致した。
 タップの変更でキュー尻が軽く感じる様になったんだけど、ウェイト・ボルトでの重量増は好い感じにならなかったので、バンパーをネジ部がアルミで出来ているXバンパーにチェンジしてみたら上手い事バランスが取れた。

 TA-4から遠ざかっていた間、他の手持ちキューの調整がほぼ済んでいたのでTA-4の持ちキュー・ランキングは微妙な感じだったけど、今回の件で調整の済んだコイツは頭一つ飛び抜けた形で堂々たる第一位の座を獲得。上級グレードのハイテク・キューの面目躍如となった。



 打感やショットの安定性は勿論トップ・クラス。押し引きに関してはこれまでの経験で【異様】と思えるほどのキレを見せる。お陰で出しのバリエーションが多くなった。が、道具が高性能になればなるほど使い手の技量が求められる、と思う。決してジャジャ馬では無いけれど、振り回される場面が増えるんだろうなぁ(笑)。

 メイリン・タップの登場のお陰で宙ぶらりんだったTA-4を仕上げる事が出来た。先にも書いたけどコイツは使い勝手の良いMくらいの単層タップ。一枚革が好きな人なら試してみるのをお勧めするね。
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