諸国一之宮 其之四拾九 波上宮

『波上宮』　琉球国

波上宮様は、いわゆる新一の宮の一社である。
那覇空港から車で20分もかからないので、我々本土の観光客にも参拝し易い。

神域は背面に東シナ海を望む崖上に広がり、まさに波の上に鎮座する御社という風情がある。
山ではなく海を控えて沖縄の街を見下ろすというお姿は、いかにも開け放たれた南国沖縄のイメージではないか。

かつて、貧乏だが休みだけは取りまくれた若い頃、毎年一回だけ沖縄旅行に行くという時期があった。
あの頃も、そして今も、波上宮様に参拝に行くときは、必ず画像のような晴天に恵まれている。
海の神の大らかさを実感できる御社である。

なお、新型コロナウイルス感染症蔓延により、全国一の宮巡拝は現在中断している。
こちらの波上宮様の画像で手持ちは最後である。
よって今回の日記をもって、当面このシリーズもお休みとさせていただく。