いつの間にやら育ってた

気付いたらトネリコの木が見上げるほどになっていた。

我が家のささやかな庭には、何種類かの木を無造作に植えてある。
バックヤードは広いのでそれこそ梅林から竹藪までカオスな状態なのだが、前庭は割と小ぢんまりしており、木々がそこそこ密着状態で植わっている。
私は密かにライラック好きなのであの薄紫色の花を応援していたのだが、いつの間にかその隣にいるトネリコが、ライラックの2倍以上の背丈まで育っていた。
その内、道路に枝が出ないように剪定せねばならぬ。
嘘か本当か、昔読んだ漫画で、トネリコの葉を燃すとミイラが退散するとあった。
ということは魔除けの効果もあるのか。

自宅を出てすぐ目の前の庭だというのに、普段まったく目に入っていないことがよく分かった。
これからは、なるべく木々の背比べを眺めてやりたいものである。