『宇都宮二荒山神社』 下野国
先月に引き続き、今回も下野国一の宮である。
「二荒山」と書くとき、一般には「ふたらさん」と発音することが多い。
日光二荒山神社の場合、この通りの発音がなされるようだが、宇都宮二荒山神社の場合、地元では「ふたあらやま」と読むことが多いようだ。
由緒に明るくないので詳細は不明だが、ひょっとしたら区別をしやすくするためなどの理由があったのだろうか。
駅前通りに面して雄々しい姿で鎮座する大鳥居は、圧巻の一言。
参拝するつもりが無くても、つい頭を垂れてしまう。
最初はこちらが一の鳥居にあたるのだと思っていたが、更に外側に下之宮があったりするので、元々は違っていたのかもしれない。
現在の神域はまさに市のど真ん中で、背後に県庁などを控える立地から、ややコンパクトに見える。
しかし県庁の更に背後に聳える八幡山などを合わせて俯瞰すると、街が発展する以前はそのあたりまで含めて神域だったのかもしれない。
東武宇都宮駅からは至近だが、JR宇都宮駅からは少し歩く。
平坦な一本道で迷うことはないが、足腰に不安のある方はバス利用がいいだろう。
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