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2021年06月15日12:39

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「平家物語」・・・


最近ワシよ〜
少年少女向けに書かれた 講談社の
「少年少女古典文学館」シリーズにはまっていて
図書館より借りてきてせっせと読んで
楽しんでいるのじゃけど
遂に「平家物語」上・下巻を借りて
この二日間読んでいたんじゃ・・

この歴史物語の存在が
我が国の国民に与え続けている影響力は
今でもすごいものがあると思う・・・

日本の古典の物語に
超有名な「源氏物語」があり
千年の時が流れても価値が下がることのない
すばらしい千年文学であるが、
王朝に限定された恋物語であり
あくまでも架空の物語(フィクション)である。

現代においても女性の間では人気があるが、
現代の男性諸氏は
主人公が光源氏であることは知っていても
物語に登場する女性たち一人一人の名前や
個性をよく知る人は少ないと思う・・

対して「平家物語」は
史実をなるだけ忠実に語ろうとした文学であり、
実際にあったことだし、
登場する人物も歴史的に存在した人物である。
主だった登場人物の
平清盛、源頼朝、義経など知らぬ人はないし、
一ノ谷、屋島、壇之浦で源平の合戦が行われたことも
誰もがよく知ることであろう・・・

それにこの物語は完成した後
琵琶法師という語り部の職業も生み出した・・
「平家物語」は抒情的な琵琶の音色とともに
日本の津々浦々まで浸透していった
「語りの文学」でもあるのだ・・

日本で登場した小説などの物語文学を
船舶に喩えるとする・・
明治以降〜名作と言われる文学作品がいくつも作られ、
文豪と呼ばれる人たちも現れているが、
名作と言われる作品は一隻一隻の名船なのであろう。

「平家物語」は日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った
日本海軍の艦隊に匹敵するものと思われるのである。
Battle ships なのである・・

それくらいの歴史的存在感があると思うのである・・・

平安時代というのは 名前のごとく
前期も中期も平安な時代であり この頃は338年の間
「死刑」というものが廃止されていて
実質的に一度も行われていないようなのだ・・

しかし後期になると荘園制度が軋みはじめて
「武士」というものが台頭してくる・・
ついには政権争いに武士が関わり始める・・
保元の乱(1156年)
平治の乱(1159年)

それまでの時代の空気を転換させる大きな結節点になったようだ・・
この二つの乱を鎮撫して名をあげ勢力を伸ばしたのが
平清盛である。
そのあととんとん拍子に出世して太政大臣にまで登り
平家一族も栄耀栄華の時代を迎える・・
その後の落ち果てぶりがあまりに見事だったので
この物語が生まれたのだろうサ・・

人を河原に引き出して
日本刀で斬首して 生首をさらし首にするという風習が
生まれたのはこの頃からで、
戰において勝った方が負けた者の首を切り離して持って帰る
ということが行われるようにもなった。
この物語には切り離した首を刀に刺して高く掲げ
大音声で示すシーンも出てくるし、
戦の後には何十、何百という生首を並べて
首実検が行われるようになった・・・

この後の生首は果たしてどのように扱われたのだろうか・・


死刑すら行ってこなかった日本人が
いきなりこんな行為をするように変貌してしまったことが
(中世の日本人にワシが抱く大きな謎なのである・・・)

骨付き鶏モモ肉を包丁でぶった切る時のことを
思えば想像できることなのだけど
殺した後に首を胴体から切り離すなんて
そう簡単にできるものではない。
重い頭部を常に支えているのだから頸椎は
相当強靭なはずだ。
殺すよりも切り離す作業の方が何倍も大変かもしれない
刀より鋸の方が必要だろうに
この当時の人はよくやったものだ・・・

日本の刑史の中でさらし首は実際に行われてきたのである・・・

ワシなど本物の生首を見ようものなら
どうなることやら・・・
幽霊やゾンビを見るよりもっと何十倍も衝撃を受けそうな
気がする・・・

もういくつかこの頃の日本人の特徴を挙げるとするなら、
この頃の日本人は男も女もよく泣くのである。
その場に居た一同が涙で袖を濡らすというシーンが
随所に出てくるのじゃよ

そしてむちゃくちゃ行動的でよく動くし
今の人より誰もが力持ちのような気がする・・
その証拠にこの頃は一日二食の食事で3000kcalも
取っていたそうだ・・・

そして全く泳げない。
海に落ちようものなら
溺れて死ぬしかないのだ・・・

現代人から見ると
中世の日本人のことはよく分からないところがある・・・
と思っている・・・





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