mixiユーザー(id:24845727)

2020年07月28日11:21

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とても人力では渡れない大河川・・・

ワシよ〜
今回神奈川県から長崎県まで
ずっと鉄道で移動してきたんじゃけど
車窓から風景を眺めていて思うことが色々あるんじゃよ。

まず梅雨のこの時期にこんな大移動をしたことは
今までなかったんじゃけど、
渡河するどの川もどの川もいっぱい水をためて流れていて
いづれも濁流なのである。

この時期にはこの国にはこんなにもたくさんの雨が降るのじゃなぁ〜
と感心させられた・・

とくに驚いたのは静岡県の
富士川・大井川・天竜川である。
これらは中央・南アルプス、八ヶ岳などの日本の屋根
とも言われる2000m〜3000m〜級の山々を源として
流れ下る川で、その下流の河原の幅は
それぞれに優に1kmは在るのである。

普段であればこの広い河原を
幾筋もの水流に分かれて透明な水が流れておるのじゃが
これがいつもと違っておった。
川幅600mは在ろうかと思われる一筋の濁流となって
荒々しく流れ下っていたのである。

江戸時代でもここに橋は架かっていなかった。
「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」という川柳を
学校の歴史の教科書で習ったことが在るけど
今のこの時期に人馬でこの川を渡河することは
ほとんど不可能と言ってよいのである。

今の時期だと何日も逗留して水が引くのを待ち続けるしかなかった
ことじゃろう・・・

いくら強い武田の騎馬軍団であってもこの時期
越境して戦をすることは無理なんではなかろうか?

そういえばあの時代は武士=農場主であり、
自分の土地を安堵してもらうために一所懸命闘っていた。
兵農分離というものが出来てなかった。

最強の騎馬軍団とうたわれた武田軍団も
農閑期しか戦はしなかったらしい・・

ワシが思うに
武田信玄とか上杉謙信とかの戦国武将は、
自分が生まれ育った故郷が在って・・
血族が居て・・
耕してきた田畑があって・・
自分の領地を多少は広くしたいなぁ〜
ぐらいは思っていたかもしれないが
天下を統一して号令を出したいとまでは
思っていなかったのではあるまいか・・・・

それを宿願に掲げて 積極果敢に行動した
織田信長がという人物はすごいものじゃのぉ〜

兵と農を分離して職業武士を作り出したのも、
生まれ故郷と関係のない土地を
配下の武将に治めさせることを当たり前と考えるようになったのも
彼からではなかろうか・・・

ムムム・・・












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