足柄平野を跨ぐ虹・・・

ワシよ〜
たった独りで商売を立ち上げて
たった独りで行ってきておるので
営業や宣伝もたった独りでおこなっておる。

たった独りというのは
なんのしがらみも無いから
誰にも気兼ねしたり・・遠慮したり・・
ご機嫌伺いをしたり・・・
する必要が全くないため
心の居心地は楽なのである・・・

ただし、不安な時　身を寄せるべき大樹も
風雨を凌ぐ傘もなく
天災や人災も含めて
あらゆる厄災にダイレクトに身を晒して生きている・・

一応人間界に生息しているつもりではいるが、
その実は、野鳥などの野生動物と
そんなに変わらない境遇に居るのかもしれない・・

まあ　ワシは野鳥が好きな性分だから
同じということで　これはこれでかまわない・・・とも思っている・・

台風１９号の嵐の後は、このところ曇りや雨の日が続いている・・
昨日は曇り空の下チラシを配っていたが
陽が傾くにつれ小雨となり　やがて本降りの雨となり
上下合羽を着てバイクに乗り　雨の中を帰ってきた・・

一昨日も同じような天気で、曇天下に
時折そぼ降る小雨の中を配っていたのだが　２００枚を配り終え
バイクに跨る頃に　西の空から晴れてきて
西に傾いたお陽さまが出現したと同時に
東の空に大きな虹が立ち現れた〜
足柄平野に跨るような大きなくっきりした虹であった・・
しかも二重の・・・

ここ数十年来これほど立派な虹は見たことなかった・・

（カメラに収めてきたので　それらを拝ませてやろうかのぉ・・）

この画像のひとつで
台風よりもう８日も経つのに　まだ酒匂川が茶色のまま流れているのが
分かるじゃろう・・
こんなこと今までなかったサ・・
いかに今回の台風が強力な影響を与えているかを
物語っていると思う・・

これほどのことはないが
南足柄を流れる狩川も
箱根山カルデラ内部の水を集める早川も
まだ濁っている・・・

気象庁の観測記録始まって以来かつてなかった
箱根への１０００ｍｍもの降雨は半端ではなかったのだろうさ・・・

ワシの暮らす湯河原町を流れる二本の川
千歳川と新崎川は台風が通過した二日後には
まだ流量は多いながら元の透明な清流に戻っていた。

清流に戻る復元力の強さが　その川の実力の
重要な部分だとワシは思っているんじゃ・・・