毎週、教会に通っていると、無教会主義、…無教会主義もいいかな、と思いたくなる時がある。
幕屋だって、無教会と謳ってるが、集会はある。
聖書ではパウロが、「ある人々のように集まり合うのをやめたりせずに、
皆で集って、励まし合え。終りが近いのだから。」と勧めている。
なぜ、無教会となったか、理由は簡単で、集うのが嫌になったからである。
金銭的、人間関係、支配関係、飽きた、色々あるだろうが、
とにかく、その集団にいるのが嫌になったからである。
夏目漱石も小泉八雲も、耶蘇が嫌いだった。
漱石や八雲が、傲慢な、自分を神とするとんでもない輩だったから、有り難い耶蘇を嫌ったのではない。
彼らは、ほとんどの日本人同様、神仏、目に見えない力、自然に対する崇敬の念を篤くあつく持っていた。
初期段階で、耶蘇に不信感を持ったのだ。教理に不信感を持ったのでは、なかろう。
人に対して不信感を持ったのだ。
八雲の奥さんの書に、「八雲は、耶蘇の坊さんは信用できないと、嫌っていたが、聖書は３冊持っていて、息子に読むことを勧めていた」とある。
これがすべてを、語っているのだな。
聖書は特別な書物だもの。神から、私個人にあてられた手紙だものを。
……続く。
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