愛ミクの皆様、健康ですか?
自粛の嵐ですが、時を待つしかありませんかね。
こんな時こそ日記ですよね。
自分一人でコツコツひたすら書く、日記。
今回も、魂を燃やして、うんうんうなりながら書き上げようと思います。
では、はじまり、はじまり。
昔昔、ある所に、おじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていました。
おじいさんは、山へ芝刈りに行きました。
おばあさんは、川で洗濯をしていました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、川上の方から、大きな大きな桃が流れてくるではありませんか。
ば「おやおやこれは大きな桃じゃのう。
記念に拾っていこうかのう。」
おばあさんは、その大きな桃を拾い、家に持ち帰りました。
この桃は、食べるにはもったいない。
せっかくだから玄関にオシャレ感覚で置きたいと、おばあさんは、たくらみました。
芝刈りからおじいさんが帰ってくるまでに、
玄関を片付けて、1番目立つ所に置こうと思いました。
そして、片付けが終わり、桃を飾ろうとしたその時です。
桃の中で何かが騒いでいるではありませんか。
おばあさんは、一瞬考えました。
ば「桃の中に何かがおるぞ。出してやった方がいいんかのう?」
川で拾った汚いフルーツなんて、何が起こるか分かりません。
おばあさんは、思い切って、
その桃を2つに割りました。しかも、手刀で。
?「オギャー、オギャー、オギャー
」
ば「こわっ。桃の中からクソガキが出て来おったわい。こわっ。」
おばあさんは、一瞬、現状を把握できませんでしたが、すぐさま男の子の赤ん坊が桃に入っていた事に気づきました。
ば「おいおい、なんで桃なんかに入って、
川を流れて来たんじゃ?
それとな、呼び名に困るからワシが考えたわい。今からお前は、
桃マニア太郎じゃ。
略して桃太郎。どうじゃ?ナウいじゃろ?」
桃「オギャー
好きに呼んでくれ
オギャー
」
おばあさんは、困りました。
そもそも玄関にデカい桃を置く時点で困ってないといけないのに、
桃から赤子が生まれて来た事が頭から離れませんでした。しかも、少し会話が出来るようでした。
あと少しで、おじいさんが芝刈りから帰ってきます。
急がないと叱られます。
玄関を自分流に片付ける方が、おじいさんは怒るのに、おばあさんは、そこまで頭がまわりませんでした。
ば「おい、桃太郎。もう桃は割ってしもうたから、玄関に飾られんぞ。お前のせいじゃからな」
桃「オギャー
もともとオイラは、川遊びをしてたんだ。無理矢理川から上がらされて、
オイラの方こそ、いい迷惑だ
」
ば「なんじゃと?あの桃流れの遊びは、
誰かが止めてやらねば、全員地獄行きじゃからな。」
桃「そんな事ないやい
桃ぐらい、自分の力で割れるんだい
」
ば「ぬぬ。人の洗濯を邪魔しまくっておいて、
その言い草。社会をなめるんじゃないよ
」
そうこうしているうちに、おじいさんが芝刈りから帰ってきました。
じ「おい、ばぁさん。なんで全裸のクソガキとバトルしとるんじゃ?夕飯の支度が先じゃろ?」
桃マニア太郎は、負ける喧嘩はしないタイプの堅実派なので、全裸のまま部屋を出て、
2度と帰ってきませんでした。
残されたおばあさんは、部屋に大きな桃がある事、玄関を自分流に改装した事、桃の中に赤子が入っていた事を全て話しました。
おじいさんは、信じませんでした。
じ「そんなバカな話があるかい
桃の中に赤子が入るわけがなかろうに。」
ば「じいさん、信じてくれよ。本当なんだよ。
信じてくれたら、今夜はご馳走にしますよ。」
おじいさんは、ご馳走に弱い性格。
じ「そ、そうかい。じゃあ、信じる。
で、そのガキはどこに行ったんじゃ?」
桃マニア太郎は、新しい桃を探すため、
住み着いているボロアパートに帰宅していました。
ば「それが、いつの間にかいなくなったんじゃ。」
じ「そうなんか。せっかく説教をしようと思っておったのに。」
ば「。。じいさんよ?」
じ「なんじゃ?ばぁさんよ?」
ば「ワシが、桃マニア太郎を、探して連れて帰ろうかと思うとるんじゃ。」
じ「な、何を言っておるんじゃ?道中は甘くないぞ?」
?「そこのばぁさん。俺が一緒に桃マニア太郎を探してやろうか?」
ば「誰じゃ?」
い「俺の名は、犬。どんなに困難な道のりでも、自慢の嗅覚で、全てを暴くぜ。」
ば「な、なんと。全て聞いておったな?」
?「あぁ、僕たちもな。」
ば「誰じゃ
名を名乗れ
」
き「私の名前はキジ。空を自由に飛び回れるのよ。私にしかできない事、ありまくりだわ。」
ば「たかが鳥一羽に、何が出来るんじゃ?」
さ「僕だっているよ。名は猿と申します。」
じ「お前らは桃太郎探しじゃなくて、鬼ヶ島に鬼退治しにいくんじゃろ?」
い「じいさんよ、その鬼退治ってやつのリーダー格が、桃マニア太郎なんだよ。
ヤツは、計り知れないポテンシャルを秘めてんだよ。鬼なんか瞬殺でしょう。」
ば「ぬぬ。本家・桃太郎とは話がずいぶんずれとるが、お前らを信じる。
だからまずは、鬼退治の前に桃マニア太郎の発見じゃ。早速行って参れ。」
犬、猿、キジの三匹は、犬の嗅覚だけを頼りに桃マニア太郎を探す旅に出ました。
元気いっぱいで旅に出た3匹でしたが、
思いのほか、犬の嗅覚がグダグダだった事が判明し、猿とキジは、犬をシカトすると言う、
レベルの低いいじめに、うって出ました。
それでもナビは、犬の役目。
3匹はファミリーレストランに入り浸り、
あぁでもない、こうでもないと、
終わる事のない議論を翌朝まで続けました。
そこで導き出された結論は、
なんとも原始的な結論でした。
キジが勘で、空を飛び回って、桃マニア太郎を探し出すという、議論のレベルが底辺な答えにたどり着きました。
と、同時に、
3匹の中で楽をしている奴がいると言う議題が発案されました。
そうです。
猿は何もやってないのてす。
犬は嗅覚で桃マニア太郎を探し、
キジは空を飛び回り、桃マニア太郎を探す事になった時、猿だけはハンモックで昼寝ばかりしていたのです。
3匹はの絆に、亀裂が走りました。
犬とキジが手を組み、猿を陥れる事になりました。
もう、桃太郎とか、ほとんど関係のない訳が分からない展開に発展しました。
猿の前では、3匹仲良しを演じ、
たまに猿がトイレのウォシュレットにハマってる間に、猿が飲んでいたジュースの中身を、
度がキツい、いも焼酎にすり替えたり、
猿が寝てる間に、猿の赤いお尻を青く塗り替えたり、
地味な仕返しばかりでしが、犬とキジは大満足でした。
そんな中、ここに来て猿が手柄をゲットします。
そうです。
桃マニア太郎を発見してまうのです。
1番人間に近い頭脳を持つ、猿。
人間との意識の噛み合わせは、3匹中ダントツのトップ。
猿は、怪しいと思った場所を、犬の嗅覚とはまた違った本能で探り当てる事が出来たのです。
さ「おーい、2匹とも。桃マニア太郎を見つけたぞ。」
2匹「なぬーーーー
」
その瞬間から、2人は猿に対して罪悪感を感じるようになり、3匹のリーダーに昇格させました。
そして、おじいさんとおばあさんの話を、
猿が桃マニア太郎に向かって熱弁しました。
猿の熱意に心を動かされた桃マニア太郎は、
鬼ヶ島での鬼退治を決意します。
だけど、一つだけ心配な事がありました。
それは、
桃マニア太郎が幼すぎて、全裸にオムツの姿で生活していた事でした。
もちろん食事は離乳食。
桃マニア太郎は、自分が離乳食しか食べられないのに、仲間にはきひだんごをあげる事に、
怒りを感じてしまいました。
しかし、新しく入る桃も見つからないし、
鬼ヶ島にはハーレムがあると言う、
明らかにウサンくさいデマを信じ込んでいた桃マニア太郎は、
怒りをこらえて、ついに鬼ヶ島にいる鬼を退治する旅を始めました。
が、
本来の桃太郎とは違うストーリーであり、
桃マニア太郎は、鬼ヶ島に行く動機が不純で、
ハーレム目当てでしたので、鬼退治を仕切るのは、おばあさんに決まりました。
おじいさんは芝刈りが多忙なフリをして、
鬼退治への参加は断りました。
桃マニア太郎は、新しく入る桃が見つからず、
鬼ヶ島に行けば、
ハーレムついでに新しい桃もゲット出来るハズと、よからぬ事を考えていました。
結局、鬼ヶ島に行くのは、
おばあさん、桃マニア太郎、猿、犬、キジの、
五名体制に決まりました。
おばあさんが気を利かせて、きびだんごを人数分用意しましたが、宇宙一美味しくないだんごだったので、
みんな、食べるふりをしてゴミ箱に捨てました。
鬼ヶ島までは、船で移動します。
ここでまた、幼い桃マニア太郎がワガママを言い出しました。
桃「僕はまだ年齢的に、鬼と戦うなんて出来ないよ。捨てたきびだんごを全部食べるから、勘弁してよ。オギャー
」
さ「桃マニア太郎、こんだけ仲間がいりゃあ勝つよ。みんなの必殺技とかは、知らないけどね。
それでさぁ、きひだんごを捨てた事をバラさないでよ。今後、おばあさんと目が合わせられないよ。」
おばあさんは大人なので、聞こえないふりをして大人の対応を決め込みました。
ば「さぁみんな、鬼退治に行くぞー
」
船をこぐのは、おばあさんと猿の役割でした。
哺乳類のテッペンである人間と、その少し下に属する賢い猿が、船をこぐには最適だったからです。
それでも発生する時給の額は、みんな同じ。
そこは全員、目をつぶりました。
おばあさんも猿も疲れ果てた頃、
鬼ヶ島に着きました。
ば「鬼ヶ島って言うとる割には、鬼が全く見当たらんなぁ。まぁいい。乗り込もう。」
本来ならここで、桃太郎が鬼を退治するのですが、桃マニア太郎に、その展開は期待出来ませんでした。
だって彼は、幼児だから。
オムツ一枚の弱い坊やだから。
おばあさんはこうなる事は予測済みでした。
だから、おばあさんが日本刀を持ち、
変なハチマキを巻き、動きにくい和服で、あえて乗り込みました。
しばらく鬼ヶ島をうろついてると、
大きなお城を見つけました。
ば「おいみんな、ここに鬼が集まっとるぞ。
乗り込んでこらしめねばじゃ。」
早速、玄関らしき扉を発見しましたが、
セコムが稼働しており、なかなかの防犯対策を見せつけられました。
き「ここは私、キジにお任せください。」
そう言うとキジは、空へ羽ばたき、防犯カメラから死角になる場所から、扉を壊しました。
防犯意識が高い割には、セキュリティが激甘でした。
ば「さぁ、親分クラスの鬼を、こらしめてやろう。」
一同は鬼の城に突入し、偉い鬼の部屋を目指しました。
ここまで来ているのに、鬼が1人も出てきません。
さ「こりゃあ、楽勝ですな。」
たまたまこの日、鬼ヶ島では、普段忙しい鬼のための祝日になっていました。
だからお城はガラガラ。
いきなり大ボスの部屋にたどり着きました。
最初、猿はハンモックに揺られて寝てるだけでしたが、船を漕いで役に立ちました。
おばあさんも、船を漕ぎ、鬼の城まで見つけました。キジはセコムを破壊し、犬は嗅覚で大まかな城のありかを示しました。
この時、唯一何もしていない役立たずが、
またもや生まれたのです。
そう、
桃マニア太郎です。
今となっては桃マニア太郎は、ただついてきたうるさい幼児です。やっぱり離乳食です。
世に出ている桃太郎のお話は、
修正に修正を加えたもので、こちらが真実のお話なのです。
桃マニア太郎は、内心焦っていました。
僕は何もやってないと。
おばあさんにお尻を叩かれると。
怖くなった桃マニア太郎は、
城の主である赤鬼に、ガチで土下座をしました。
まだ戦ってもないのに、土下座しました。
良いところが全くない桃マニア太郎は、
このごにおよんでも、グダグダでした。
鬼「なんじゃあ、このチビは?まだ何も始まっとらんのに。」
桃「僕の名前は桃マニア太郎。
赤鬼さん、どうか退治されたことにしてください。実家でおじいさんが楽しみに待ってるんです。
退治が出来たら、ニンテンドースイッチを買ってもらえるんです。
近所でニンテンドースイッチを持ってないのは、僕だけなんです。」
鬼「ふん。この赤鬼様にとんでもない要求を突きつけてきやがったな。まぁ、その話、乗らん訳でもないがな。
俺様にも得になるような何かを示してみろ。」
桃マニア太郎は、おばあさんが作ったゲキまずのきびだんごを全部、捨てずに取っておいたのです。
桃「赤鬼様、ここに、日本一美味しいきびだんごかあります。誰でもが食べられるものではないです。あげます。許して
オギャー
」
鬼「うむ。そんなに美味しいきびだんごを、
なんでお前は持っている?」
ば「私が作ったんじゃよ。私は、きびだんご検定1級を持て余しとるんじゃ。
赤鬼とやら。食べるが良い。」
赤鬼はしばらく団子を見つめていましたが、
疑う事なく食べました。丸呑みです。
その瞬間、赤鬼が、青ざめました。
鬼「まずっ。宇宙一まずっ。逆に天才。
こんな団子は誰にも作れねぇや。。。
。。あぁ、天使が手招きする幻覚が見える。
ワシ、死ぬわこれ。これただのいじわるやん。」
強いはずの赤鬼は、実力を見せる間も無く、
おばあさんのきびだんごで、イチコロでした。
赤鬼は、その場で気絶してしまいました。
桃「やったー
鬼退治ができたー
証拠に鬼のパンツを持ち帰ろう。オギャー
」
この時点で、全員が活躍したことになりました。鬼のお城にあった金銀財宝は、
5名で山分けしました。
その場にいる誰もが忘れていた事を思い出しました。
ば「この金銀財宝は、おじいさんに上げる必要はないわ。ヤツは何もやっとらん。ワシらで分けよう。」
パンツを脱がされ、桃マニア太郎よりも恥ずかしい姿で気絶する赤鬼。
証拠に、全裸の赤鬼をスマホで激写しました。
目標を達成した一同は、
すぐに船で帰宅しました。
嬉しそうにおじいさんが待っていましたが、
今回何も手伝ってないので、おじいさんは、金銀財宝を受け取ることができませんでした。
おじいさんは、どうしても金銀財宝が欲しかったのですが、全員がおじいさんを無視したため、金銀財宝は夢のまた夢となってしまいました。
この物語は、進んでないようで、進んでいます。
今回の物語で得た教訓。
自分の力を人に貸さなければ、
見返りは無いと言うこと。
人間、何かしらの分野で社会貢献ができる事。
金銀財宝をもらえなかったおじいさんは、
今度は自分が鬼退治に行こうと決心するのですが、それはまた、別のお話。
アドリブのみで書くと、やっぱり設定に無理がありますね。
思いつきだけでここまで書きましたから。
いつか書くであろう、桃太郎・おじいさん活躍編で、お会いしましょう。
結局、全体的にグダグダだっただけでした。
皆様の人生の参考になればと思い、書いてみました。
暖かい目でご覧ください。
ではでは、いきなり終わります。
皆様の幸を祈ります。
最幸の日々を
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