11ポン

吹奏楽団PUZZLE第十一回不定期演奏会 THE 11th PUZZLE de PON！にご来場いただいた皆様、まことにありがとうございました。トラや裏方でお手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。よかったら次もよろしくお願いします。

ここまでホント長かった。本番が全部ポシャって人前での演奏機会が2年半も全くないという経験したことのない状況。練習会場が使えず数度の活動休止を強いられ、演奏会自体もホールの閉鎖による1年弱の延期。メンバーも職場や家庭から感染防止のために活動を制限され参加できない者が続出した。こんな苦しかったことは今までなかった。
待ちに待った、ようやく開催できた演奏会だった。


クラリネットのメンバー。いつもより少ないけど頑張るぜ！

来場者数はコロナ禍であまり伸びないかと思っていたが、思いのほか多くの方が足を運んでくれ、雨の中にもかかわらず約230名ものお客さんが我々のステージを観て下さった。


冒頭はミス・サイゴン。1曲目でみんなバテるんじゃないかと心配するレベルの気合の入りよう。
指揮もはっちゃけすぎてアンケートに「指揮棒飛んでいくかと思った」とか書かれる。


ライオンキングはどうぶつ大集合と題して全員で動物の格好をすることに。
中にはカッパとかようわからんのもおるが。


2ポン・4.5ポンに続いて3回目の披露となるちょんまげ天国は演出をさらにパワーアップさせての再演。

本番の演奏は今までになかったくらいに会心の出来。細かいミスはところどころあったが、それ以上にメンバーの思いが、音楽ができて演奏を人に聴いてもらえる喜びがこれでもかというくらいに音に乗って会場に響かせることができた。
音の渦の中で自分も楽器を鳴らしながら、またはメンバーの前で指揮を振りながら、ちょっと気を抜くと危うく涙腺が緩みそうになる場面が2〜3回あり、そのたびに慌てて気持ちを切り替えて何とか演奏できた。
一部ラストのエリザベートが終わった時に客席から歓声が起こり、「最高！」「ありがとう！」という声がかかった時は心底嬉しかった。アンコールラストの宝島の指揮を振っている時は本当に心地よくて楽しくて、あふれ出る多幸感に押し流されるかのようだった。


本当に楽しかった。頑張ってきてよかった。

次回12ポンは来年11月かな。それまでにどれくらい練習参加状況や演奏活動がコロナ禍以前と同じように戻るのだろう。
今回残念ながら一緒に演奏できなかったメンバーも次は全員一緒にこの喜びを分かち合いたい。