さあいざ3冠へその2

先週日曜日に行われた秋華賞。史上初の無敗の牝馬3冠を目指したデアリングタクトは
4コーナーを通過して直線に入ったところで先頭に立ち、マジックキャッスルを
1馬身1/4差退けて優勝し、史上初の無敗の牝馬3冠を達成した。

そして今週日曜日、今度は史上3頭目の無敗の3冠馬を目指してコントレイルが
菊花賞に出走する。

3歳牡馬三冠が制定されたのが昭和14年。昨年までに達成したのが・・・、

昭和16年：セントライト
昭和39年：シンザン
昭和58年：ミスターシービー
昭和59年：シンボリルドルフ
平成6年：ナリタブライアン
平成17年：ディープインパクト
平成23年：オルフェーヴル

・・・の7頭でそのうちシンボリルドルフとディープインパクトは
無敗で3冠を達成した。

皐月賞、日本ダービーを制して3冠に挑戦したのは8頭。
また故障などで菊花賞に進めなかったのはこちらも8頭。
その戦績は次の通り

昭和16年セントライト：1着
昭和25年クモノハナ：2着
昭和26年トキノミノル：ダービーから10日後に破傷風による敗血症で死亡
昭和27年クリノハナ：故障で出走できず
昭和28年ボストニアン：2着
昭和35年コダマ：5着
昭和38年メイズイ：6着
昭和39年シンザン：1着
昭和45年タニノムーティエ：11着
昭和46年ヒカルイマイ：故障で出走できず
昭和50年カブラヤオー：故障で出走できず
昭和56年カツトップエース：故障で出走できず
昭和58年ミスターシービー：1着
昭和59年シンボリルドルフ：1着
平成3年トウカイテイオー：故障で出走できず
平成4年ミホノブルボン：2着
平成6年ナリタブライアン：1着
平成9年サニーブライアン：故障で出走できず
平成15年ネオユニヴァース：3着
平成17年ディープインパクト：1着
平成18年メイショウサムソン：4着
平成27年ドゥラメンテ：故障で出走できず

ダービーから菊花賞まで4〜5か月間隔があくために調整の道中で故障したり、
アクシデントなどで調整に狂いが生じ、出走にこぎつけたものの実力を
発揮できずに敗れたり、そして距離の3000mでスタミナが尽きたりして
敗れるケースなどもあり、3冠への道は至難と言ってもよいだろう。

そんな中コントレイルはダービーを制した後順調に夏を過ごし、
復帰初戦の神戸新聞杯で2着のヴェルトライゼンデに2馬身差をつけて
順調さをアピールした。

一叩きしたことにより菊花賞に向けて更なる上積みも期待できそうだ。

デアリングタクトに続いて悲願達成と行きたいところだ。