再びワイドスクリーン・バロック。北海道行きでは船上でも宿でもwifiが使えるためデジタル・デトックスとはいかないが、レコーダで録画した放送を見ることはできない。そこで読み返すこともないであろうSFの古典を選んだ。実際に読んだのは復路フェリーが欠航
ワイドスクリーン・バロックの毒消しにチョイス。小惑星を改造した宇宙船で暮らす13歳の少女が日々の暮らしを地球人に紹介するというテイで書かれた作品。新刊で読んだ時も中年男性である作家が10代の少女の細やかな心の動きを描けるものかとは思ったが、やっ
これぞワイドスクリーン・バロック。解説から引用する。「ハードSFが論理に重点を置き、文学的SFが文体に重点を置くところを、ワイドスクリーン・バロックは観念に重点を置くのである。そして、それこそが、最もSFらしいSFであり、SFファンが最も魅力的だと感