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2022年02月20日15:11

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銀河の間隙より

ランドル・ギャレット

40年も前に出版された文庫。帯にハヤカワ文庫創刊10周年で1000点突破とある。半世紀以上もむかしにSFマガジンで伊藤典夫が褒めていたそうだ。再読した。

ムカデ型宇宙人を迎え撃つ改造人間。その改造人間は実は一卵性双生児で、弟は放射線障害もあって兄と精神が通じ合う。それが迎え撃つ時まで目覚めぬよう暗示にかかっていたとか。凶悪宇宙人に徒手空拳で立ち向かう、わかりやすくアメリカンなマッチョ。情報を得るためには命をも投げ出すヒロイズム。B級SF映画にふさわしいチープさと感じていたがそれなりに楽しく読んだ。原著の出版は63年。映画化できるじゃん、ただしスターウォーズ以前の映画界でなら。現代の配信される動画としては見るに耐えないだろう。
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