1982年 米
放送で見た。懐かしい。中学生のころ劇場で見て心動かされたものだが、歳をとった現在から見るとそんなシナリオありえないだろとも思う。全体的にスピルバーグの都合良すぎる妄想。すごくよくできたファンタジー。リアリティにかける感動大作。
さて本作をUFO陰謀説の人たちはどう見るのだろう。トンデモ本のと学会で読んだ記憶では[未知との遭遇]は政府が市民を宇宙人の存在に慣れさせるためのメッセージだと解釈しているそうだが、本作もそうなのか。
先のヴァレ作品でもそうだが、宇宙人はすでに地球に到達し、その乗り物や遺体を政府が保管している。研究は秘密裏に進められており、いずれオーバーテクノロジーを使った超兵器が開発されたり、遺体から得られた医学生理学情報が生物兵器をもたらす。その事実は(陰謀論者である)私たちだけが知っている、と。本気か。
天動説が思い起こされる。自分たちの地球が世界の中心で、太陽や惑星の動きを説明するために極めて複雑なシステムを捻り出した。陰謀論者らも自分の立場を相対化できていないのではなかろうか。
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