2015年 岩井俊二
映画[花とアリス]の前日譚だそうだ。特徴的なロトスコープ・アニメーションは絵コンテを元に実写撮影したものを素材としたという。モーションキャプチャではなさそうだ。人物も背景もソフトウェア生成だろうか。2015年ならそのくらいはできそうだ。絵面はマンガっぽいが、陰影に欠けるアニメ絵が人体に忠実な動きをするので違和感がある。これはあえて狙ったか。
一方でシナリオは岩井俊二そのもの。殺人事件とあるが誰も死んでいない。(たぶん)女子中学生のキラキラした友情の始まり。実写を選ばなかったのは前作よりも前の時間だからか。役者を幼く見せるのはアニメなら簡単だ。
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