2018年 米
放送で見た。どうやらガンダムが出てくるらしいとの事前知識があったが、監督がスピルバーグであることは知らなかった。そもそもほとんど関心がなかったのでガンダムがどう使われているのか確かめてみるくらいのつもりで見た。おそらくはサイバーパンクを今風に解釈したものだろと。
今風なのはその通りなのだが、このプロットはまんまサマー・ウォーズ(細田守、2009年)ではないか。MMORPGみたいな仮想世界を支配しようとする勢力が現れて、とあるユーザーが立ち上がり、民衆の力を集めて仮想世界を解放する。同時に現実世界の問題も解消している、みたいな。サマー・ウォーズが当時のミクシィの居心地の良さを参考にしたのと異なり、日米のポップカルチャーからの引用をちりばめているのがハリウッドらしいとは言える。ちなみにガンダムはチョイ役でしかなかった。
3DCGによる人体表現の気持ち悪さを感じなかったのはよく動いていたからではなかろうか。録画品質を落として録画しているのでアクションシーンでスクェアノイズが目立った。4K8Kで高品質な画像で耳ていたら没入感は違ったものになるのかもしれないが、肝心の脚本がこの程度では子供騙しの謗るは免れまい。それで採算が取れているならおめでとうである。
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