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2019年12月01日14:38

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スターリンの葬送狂想曲

2017年 英・仏

ソビエトの独裁者スターリンの急死に際し、党幹部がそれぞれの思惑を抱えながら葬儀を行うという話。互いの裏切りを恐れ幹部の一人を処刑してどうにか納めたことにする。権力争いに勝ち残ったフルシチョフも、後日ブレジネフの台頭により失脚させられるとが示唆されて映画は終わる。

最近読んだweb記事に、日本の野党が結束できないのは左翼が本質的に内ゲバ体質を含むからだとあった。政治思想が先鋭化していくと、少しでも異なる主張をするものは裏切り者となり排斥の対象となると。それが権力争いの形に現れ、極端な例となるソ連では処刑やら暗殺やらを伴ったわけだ。日本の野党は穏健でよかったですね。さきに亡くなった中曽根さんの評伝には「矛盾を包摂した保守」ともあった。そこが強みの一つなんですな。

映画に戻ると、登場人物が英語で話しているのがやや残念であった。もちろんわたしにロシア語は判ろうはずもないが、雰囲気を出してほしかった。ロシア製作ではないから仕方ないか。
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