2008年 タイ
監督はブルース・リーをオマージュしたアクション映画を意図したようだが、わたしの見立てはタランティーノ。アジア製のキル・ビルと見た。敬虔な仏教国でよくこんなバイオレンスが撮れたものだと感心したが、タイはムエタイの国だった。素地はある。ただああいうマッスルアーツの使い手にはなぜ交差射撃を仕掛けないのだろうという疑問は置くとする。それでもウォシャウスキー姉妹なら避けさせるのだろうが。
シャム語とアルファベットが併記されたスタッフロールは見ていて新鮮だ。日本人も客演している。一度訪れたことがあるだけで、わたしはアジアの中でタイを贔屓目に見ている。
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