アルゴリズム・サイエンス：出口からの超入門

「出口からの」とあるとおり、応用例の実在するアルゴリズムの入門解説書。グーグルのPageLankとかオークション、通信量削減などが取り上げられる。「入り口からの」に比べて本格的に教科書になってきており読み物として読めない。そもそも教科書なんだから当たり前だ。続刊を買わなくてよかった。

ところで情報系の教科書に書いてあることは会社員であった頃の仕事の役に立ったことがなかった。それは、教科書の記述が現場で求められる作業とマッチしていないからではなく、現場で求められる技術以外の要素があまりにも多すぎたから。多分ビジネス書も役立たなかったと思う。では職につく前に何を学んでおけばよかったのか。それはきっと、教科書に書いてある内容の役立て方だったのだ。