テレビ神奈川の日曜夜はなかなか凄い。
「らんま1/2」
「北斗の拳」
「クルマでいこう!」
「妖怪人間ベム」
「機動戦士Zガンダム」
と、続く。
で、そのあと、
マライアキャリーの歌声と共に、
とても若い山口智子、松下由樹、仲村トオル、柳葉敏郎が映り、
『29歳のクリスマス』第1話が始まった。
今度は昭和から平成にタイムスリップだ。
若くてビックリの遠藤憲一や、トランペットの近藤等則等、
色んな人が出て来る。
一世風靡セピアからの柳葉敏郎は、
当時流のEXILEの人的な感じにも見える。
山口智子演じるヒロインは29歳の誕生日に、
左遷させられパリコレ行きの仕事も失いオトコにもフラれ、
「こんなのヤダ」と己の不幸を嘆いている。
スマホどころかケータイも登場せず電話ボックスのみ、
インターネットも出て来ない1994年の世界の中での、
ヒロイン29歳の不幸な誕生日・・・・・・
2021年秋の深夜に眺めていると、何だかそれも幸せそうな誕生日に見えてしまう。
思い出せば世相的には色々あったものの、
まだアカルサみたいなものもあった、90年代前半が匂って来る。
そしてカラダに感覚が走る。
「今は何だか、エラい時代の中にいるナ」・・・と。
マライアキャリーのこのクリスマスソングが流れる川崎駅地下街を、
仕事でやらかしてしまい必死になって走っていた時の20代の自分を思い出す。
それでも幸せでしたね、自分。
明日はどんな朝が来る。
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