YouTubeを眺めていたら、
今現在、オリンパスXZ-1を褒めている動画があった。
XZ-1、オリンパスより2011年に発売された、
所謂ハイエンドコンパクトデジタルカメラ、である。
35mm判換算で28-112mmという広角始まりの4倍ズーム、
1/1.63型CCD、1,000万画素という、
コンデジとしてはやや大きめの面積且つ敢えて画素数を抑えた撮像素子に、
F1.8-F2.5という明るいレンズを組み合わせた成り立ち。
当時としては暗所撮りにも強い、高画質コンデジであった。
「XZ-1、あったなァ」と、久々に思い出した。
そしてこのXZ-1に近い成り立ちで、
自分が使っていたハイエンドコンデジとして思い出されるのが、
ライカD-LUX4(パナソニックLX-3の姉妹機)。
35mm判換算で24-60mmという広角寄りのズーム、
1/1.63型CCD、1,010万画素の撮像素子、
F2-F2.8の明るさを持ったレンズと、
XZ-1と良く似た感じである。
XZ-1より先の2008年の発売であったが、
私がD-LUX4を購入したのは翌2009年、
新宿マップカメラの値引きセールで見つけた、限定チタン調モデルだった。
ISOはそんなに上げられなかったが、
高ISO出なくても手持ちで綺麗に夜の写真が撮れる事に、
当時大変感激したものだった。
のちにAPS-CミラーレスのソニーNEX-5や、
マイクロフォーサーズのコンデジであるパナソニックLX100を導入してからは、
次第に出番が減り、やがて持ち出さなくなったが、
結構長い時期、満足感を持って使っていた。
鏡胴部が出っ張ったやや嵩張り感あるボデーにレンズバリアーレスのキャップ式で、
リコーGR DIGITAL程のスナップシューターという感じでは無かったが、
バリオズミクロンを名乗る光学2.5倍の光学ズームは便利な上、
しっとりと雰囲気のある画を出してくれ、
撮る事が楽しいコンデジだった。
今、購入後の初期に撮った写真を眺めても、
撮影時のワクワク感が蘇って来る。
今やスマホの写真機能の進化により、
コンデジ市場は逆風。
そんなコンデジの中でもCCDのハイエンドコンデジというのは、
更に郷愁を感じる。
銀塩機だけで無くデジカメにも、
クラシックカメラというカテゴリーが出来たと言える。
D-LUX4、今使っても案外、楽しく撮れる様な気がする。
今だから楽しい、というのもあるかも知れない。
今度、久しぶりに充電してチタン調ボデー、連れ出してみようかナ。
ライカマークが日の丸カラーで無くチタン色になっているのも、
渋くて良いのダ♪
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