マウンティングって何と言うか、
根深い問題だと思う。
人は生育の過程で全能感を次第に失い、
他者と協力し合って生きて行く事の意味を知り、
社会的な協調性を身につけて行く。
また、自分と他者との差異を才の差として感じる事も起き始める。
こうした成長のプロセスで拾ってしまう、欠落感や劣等感。
これ等を埋めるべく、自らの優位性を守ろうとする性は、
人であれば大なり小なり程度あるのだろうと思う。
そして相手を圧倒しようとする分かり易いマウンティングだけでなく、
親切やおせっかいや自己卑下や不幸度で主導権を握ろうとする場合もある。
広い意味でのマウンティングは、
結構日常のコミュニケーションに紛れ込み易く、根深いものだと思う。
だからこそ、これは意識的な取り組みになるのだと思う。
相手からやられそうだ、もしくはやられている場合、
相手にやってしまいそうだ、もしくはやってしまっている場合、
それに意識的に気付き、構え方や関わり方を調整する事で、
目的や真実に向かう為のコミュニケーションであれば、
それをマウンティング合戦に持って行かれにくく出来ると思う。
意識と努力が、結構必要な問題なのだと思う。
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