『おぎやはぎの愛車遍歴』を観たあと、1時間程眠ってしまった。
23時。そこからなかなか、寝付けなくなった。
明日がにちようなのは、救いであったが。
午前5時頃だろうか。
カーテン越しに閃光。
ヘッドフォンを外すと、豪雨のサウンド。
カーテンを開ける。窓を開ける。
今の季節にしては薄暗い空から、ザーザー降っている。
雷鳴、稲光。
何故か、眠気が来た。
カーテンを閉める。窓を閉める。
ベッドに倒れ込み、眠りにおちた。
・・・・・・夢。
渋谷だと思う。深夜。
見た事ある様な、でも現実に無いビルヂングの、
狭いエレベーターに一人乗り、
階段の踊り場みたいな狭いフロアへ出る。
無人・無音で窓は無く、橙色の照明で薄暗い。
床の片隅に小さい籐籠が置かれており、
その中にA4位のペラ紙に何やらモノクロの絵が描かれ、
粘土の球体がコラージュされた作品が一枚、放り込まれている。
籠にはメモが貼られており、
何やら粘土と絵を組み合わせた作品をここに放り込んでおくと、
後日専門の先生が選考してくれる、アートのコンテストだという。
床に素材の紙と、灰色の粘土も置かれていたので、手に取る。
人の顔を描いて粘土の球体二つを眼として配置する案を思いつくが、
ありきたりな気がして来て、悩む。
悩んでいたら、いつの間にかフロアは密に人で溢れ、
皆が紙と粘土を手に取り始めている。
ますます悩みは深まり、粘土を丸めながら先に進めない・・・・・・
・・・・・・気付くと、
今度は真っ暗な山道に一人たっていた。
道幅は広く、周囲の山影も大きい。
灯りの無い闇の中に、無数の目が光り出し、こちらに近付いて来る。
野性の猫たちの群れだ。鳴きもせず、しかし意志を持って向かって来る。
何をされるか分からない様な圧を感じる。
敢えて片足を大きく前に踏み出し音で威嚇するが、効き目はない。
闇の中、光る目たちとの距離が縮まる。
「無理かも」と思いながら、走って逃げ出す・・・・・・
・・・・・・明るい岩山に、一人立っていた。
しかしまた何かの群れがいる・・・・・・
・・・・・・猿だ。
猿人の様だがサイズ感はヒヒ位で、真っ黒なカラダの中に人間臭い顔がある。
彼等は憎しみ、怒りみたいな表情をこちらに向け、
何かの欠片をこちらに投げ始めた。
石槍・・・も見えた気がした。
絶望感の中、私は波動拳を猿に向けて放つ。
心の中で、何故か「猿が死んでしまわないか」と心配しながら、
波動拳はポーズを作った掌の中でビジュアル化し、発射された・・・・・・
・・・・・・目覚めた。
何の夢なのか、もうサッパリ分からない。
渋谷、山道、岩山・・・・・・
群れが登場し、居心地が限界を迎えるとワープし、
でも降り掛かるものの危険度が上がって行く様な・・・・・・。
分からない。
時計の針は午前10時前。
さっきの豪雨と稲光が嘘の様に、晴れている。
雷も、夢だったのか?
関係ナイおまけ
ログインしてコメントを確認・投稿する