mixiユーザー(id:24575266)

2020年05月31日01:42

87 view

Youthful style・Robust body・Vivid performance

近所の中古車店にダイハツYRVがいるらしいと知り、
久々に眺めにでも行こうと散歩がてらに思ったが、
ウネウネとした住宅街の中に探偵事務所の様に構えたショップであり、
キメて買いに行くタイプのお店であると判断し、やめた。

2000年に登場し、5年後に一代限りで消えたコンパクトRV(ベースはストーリア)。
今も最強の1.3リッターエンジンと言われる、
140馬力を叩き出すターボエンジンを軽いボデーに搭載していたモデルが目玉で、
ちょっと今で言うと、アバルト500あたりを思わせるホットな成り立ちであった。





三本さん、結構ホメてる方だが、
ネットでオーナーの声等を眺めてみると、
アバルト500程、足回りやブレーキがパワーに追いついていなかった様だ。
死ぬかと思う程止まらない、ただでさえハイトな上にコーナリングも危うく・・・
という感じの声が、複数見られる。

では、駄車として語られているのかと言うとそうではなく、
結構愛されている(いた)感じが伝わって来る。
何だかこのクルマの持っている楽しさ、キャラクターが想像される。

曲がらない止まらない危ない、でも直線番長。
ドッカン的なターボの加速感はオーナーをかなり魅了している。
当時としてはパノラミックだったガラスルーフ仕様を選ぶと、
きっと爽快感MAXであった事だろう。

コラムシフトなのに(順手でイケる形状に拘った為)カーナビがケラレたり、
はりきった造形のダッシュは映り込みが激しかったり、
ハイトスタイルな見た目程には荷室が広くなかったり、
そのハイトスタイルがいまいちなコーナリングに作用したりと、
ツッコミ所は満載の様である・・・・・・
にも関わらず、「手放した事を後悔している」という声までが、
オーナーから上がっている。

アンバランスでヘンテコだけど、
知ってしまった人は病み付きになる、そんなクルマだったのかも知れない。
きっと「RV+スポーティー=若者向け」というダイハツの狙いとはズレた所に咲いた、
オーナー愛の数々という感じがする。

ダイハツ渾身の力作と言って良い、今のロッキーのマトモさからすると、
YRVの様なトンガッたクルマはもうダイハツからは、
いや、もしかすると各メーカーからも、もう出ないのだろうナと思う。

何だかYRVがエラく貴重なクルマに思えて来たが、
だからと言って(恐らく)そこまでではない所が、また魅力なのだろう。

名曲と言いたくなるけど、
名曲と言ってしまうと、その良さが何か違ってしまう、みたいな感じで。

そうそう、YRVにはPARCOターボなる薄ピンクメタの仕様もあったそうで、
めちゃダイハツらしいと感じる。

思わず、ロッキーPARCOを妄想してしまった。

2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する