<本当に残念なお知らせですが、
あなたが今経験している「苦しみ」は、
最後の「苦しみ」ではありません。
その「苦しみ」が解決しても、
生きている限り、
形を変えて次の「苦しみ」がやってきます>
最近読んだ本で上記の文章を目にして、ジワジワと沁みた。
実感がこみ上げ、魂の声が湧き上がって来た。
(一年近くかけてやっつけて、
さァ、我慢を減らして次章へ・・・・・・
と思っていたら、思っていたのに・・・・・・畜生め。
そんな方角から、そんな方向から、
何だよ、何何だよ。
しかも今度のコレって、いつまで続くやつなんだ・・・)
そして我慢の多かった心身から、
「マァトリアエズ、冬物ノシャツ、新シイノ足シテモイインジャナイ?」
というメッセージが届いた気がして、
とても久し振りにエディーバウアーへと向かった。
冬物のシャツを2着・・・・・・と店内を巡る。
すると何だかシャツの前にアウターが気になり出した。
気付けば3着を手にして試着室へ。
(あれ、思ったより色が似合ってない)(う〜ん、着てみるとこんな感じか)
地球から見れば環境問題に比べてどうでも良い、
私という人のアウター問題について、夢中になって悩んでいる自分・・・・・・
自分の世界に没入している、この感じ・・・・・・
何か久し振りであると思った。
自分の世界を、大切にしている時間の気持ち良さ。
ベテランっぽい店員さんも、
試着室で悩む私に「こんなのも如何かしら」と幾つか運んで来て下さった。
私はそういうの、嫌がってしまう時も多いのだが、
この時は、何だか有難く感じた。
そして自分の発想では手に取らなかったであろう一着が、
とてもしっくり来る感じで、
店員さんへの感謝と共に、それも選んだ。
結果として、アウターをじっくり3着選び、
その後にシャツは2着、割とチャチャッとチョイスしての購入となった。
予定していたよりデカい手提げをぶら提げて、店を出る・・・・・・
何やら心地良い、達成感があった。
我慢の多い中で、自分の服装のバリエーションなど長らく二の次となっていた。
しかも今また新たな闘いがやって来てしまった予感の中、
何故だか服選びに久々に夢中になっている自分がいた。
(戦闘服・・・・・・
こんな時だからこそ、少しでも自分らしくあれ・・・・・・
自分の世界を楽しむ事を、を忘れずに・・・・・・)
どうやら自分は、
前を向こうとはしているのかも知れない。
前を向こう、という祈りの買い物であったかも知れない。
そんな風に思った。
冒頭の本の文章、
<生きている限り、形を変えて次の「苦しみ」がやってきます>の後には、
続きがある。
<でもね、僕はそれでもいいと思っている。
学び、成長し、
次の「苦しみ」の耐性ができていきます。
死ぬまでそうです。それでいい>
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