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2016年03月31日00:29

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ラエル救出劇

『眩惑のブロードウェイ(原題:The Lamb Lies Down On Broadway)』

1974年、
まだピーター・ガブリエルの在籍していた、
ジェネシス6枚目の作品であり、
2枚組の大作、一大コンセプト・アルバムである。

ストーリー的には、
ニューヨーク在住のプエルトリカンの主人公ラエルが、
不思議でシュールな世界を旅して行くというもの・・・・・・
しかし多くの意味を含んでいると思われるその物語は、
歌詞と音だけでは難解であり、
鑑賞する者によって様々な解釈・イメージが生まれて来る作品と言える。

今の私がこのアルバムの事を思い出したのは、
DISC2のエンディング(つまりこの2枚組大作のエンディング)を飾るメドレー、
"In the Rapids ~ It" がふと脳内を流れたからだ。







主人公ラエルは川の急流で、
さがしていた兄ジョンを発見し、助ける。
しかしその兄の顔は、何と自分の顔だった・・・・・・
衝撃的なエンディングである。

そしてこの「さがしてた兄を救出したら自分の顔だった」という展開には、
主人公ラエルの旅が自己探求、自己救済の旅であった事が感じられ、
個人的には何かこの兄弟というのがラエル自身の分裂であり、
急流での兄の救出とは、
ラエルの中での意識(弟)と無意識(兄)との出会いの様にも思われるのである。
そしてラエルの綴り"Rael"というのは恐らく"Real"のアナグラムでもあり、
救出の時、ラエルは自分を知り、
"Real"になったのではないか。





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ピーター・ガブリエルは
この『眩惑のブロードウェイ』を最後に、
ジェネシスを去った。
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