mixiユーザー(id:24566070)

2020年10月21日22:58

4316 view

影よ!影よっ!

今日帰宅したら、マンガ家の、こうの史代さんから本が送られてきたのでした。

これ、スゴいかわいい本ですよ。(  ̄▽ ̄)
フォト

「この世界の片隅に」の原作者として知られているこうのさんですが、じつは幻の特撮ドラマ「ザ・カゲスター」を知っておられる猛者なのです。

私の本のイラストを担当してくれている、たっぺんが言いましたね。

「カゲスターって、どんなドラマなんです?」

「カゲスターはだな・・・いろんな意味で仰天設定の特撮ヒーローなのだよ。なにしろ、自分自身の影が実体化して戦うのだ!科学的エピデンスなぞ皆無だ!」

「影?影がっ!」

「しかもだ。ヒーローとヒロインのダブルカゲスターが登場するのだが、女性のほうは社長令嬢で、男性のほうは秘書という、さらにワケわからん設定だ!
さらにさらにだ!カゲスターのキャラデザインとゆーのがだな。ブッ飛んだデザインで、カッコいいとゆーよりコワいのだ!」

https://www.google.com/search?q=%E3%82%AB%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&oq=%E3%82%AB%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC&aqs=chrome..69i57j0l4.1086j0j9&client=ms-android-sharp&sourceid=chrome-mobile&ie=UTF-8#imgrc=r07VhlwUiQKu3M

「なんとサイケなキャラデザ!」

「日本には、自分自身の影が目に見えないところで活動するという考えがあったのだ。いわゆる生き霊なんかはそうだな。西洋の『ドッペルゲンガー』も同じものかもだね。
日本では古くは『影の病』と言って、自分自身の分身を見たら死ぬなんて話もあるのだ。作家の芥川龍之介も、自分自身の分身を見たと伝えられてるなあ」

「し、死ぬんですかあ?」

「死ぬわけではないと思うのだよ。私が調べたところでは、この分身は自分の目に見えないところで、自分を助けてくれることがあるのだよ。誰かを助けたりすることもあるのだ。
隠徳に通じるものがあるなあ」

「じゃあ、私の分身とかもいたりするんですかね?」

「いるかもだよ。リアル・カゲスターはいるかもしれないのだ。日本人の感性の中に!」

114 23

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年10月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031