ケニアで、子ども達や貧困に苦しむ人々の救済活動をしている人から、連絡がありました。
彼らは、ケニアのキベスラムで、マゴソスクールという学校を、地域の人々と共に運営しているのです、
マゴソスクールでは、孤児や貧困家庭の児童600人が通い、現在、コロナウィルスのため困窮する家庭400世帯に対し、食糧支援なども行っているのですよ。
そのマゴソスクールに、強制撤去の命令が出たのでした。
連絡内容は、こうです。
「マゴソスクールが、都市開発に伴う道路建設のため、昨日突然、建物の3/4が、強制撤去の対象になったと勧告が出されました。
与えられた期間はわずか14日間。
6月3日からブルドーザなどの重機がやってきて、学校とその周辺のエリアを撤去するという内容です。私たちも、議員の方に相談するなど手を尽くしましたが、今の所、なすすべがありません。
私たちは、ケニア政府の撤去には反対しませんが、このコロナ禍の状況でのマゴソスクールの撤去を免れたいのです。この場所によって、多くの人が希望を持つことができ、救われているからです。
このような状況を変えることは、できるのでしょうか。できることは、なんでもやってみようという心境です」
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いろいろ語った後で、私は、こう伝えたのですよ。
「大ピンチには、必ずチャンスが隠れているのです。最良の結果に向かうはずです」
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それから6日後の昨日、こんな連絡が来ました。
「昨日のケニアの新聞で、学校がある、キベラスラムの強制撤去が二年間行われない(凍結)という発表がなされました。
何が起こったのでしょうか?
場が変わったという事でしょうか。
ケルマさんから頂いた、大ピンチにはチャンスが生まれる、最良の結果になる、と言う言葉で、私たちの気持ちが、何が起きても大丈夫、と、前向きな希望に変わったのは事実です。
その後すぐに、よいニュースがたて続けに入ってきて、今日のニュースが発表されました。
展開の速さに驚いています」
良かった良かった(  ̄▽ ̄)
彼らの、個人を超えた想いが、時空を変えたのですよ。
自己超越性といってね。
人間は、自分自身のことだけなら、大したことはできないのです。
しかし個人を超えて、多くの誰かのために事を成そうと決意した時、時空を変える力が発生するのだよ。
個人の想いが、世界を変えることは可能だと、私は思っているのです。
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