イザナギとイザナミは、この世界を造り出した夫婦神です。
しかし、イザナミは、火の神を生んだ時に焼け死んでしまったのです。嘆き悲しんだイザナギは、イザナミを迎えに、黄泉の国に行ったのですがね。
そこには、世にも恐ろしい光景があったのです!女神の身体からは、たくさんのウジが湧き出ていて、身体中に雷神が跋扈していたのですよ。
イザナギは驚いて、一目散に逃げ出したのでした。イザナミは怒り狂いましたね。
「あなたは、わたしに恥をかかせましたね!」
イザナミは、イザナギを捕まえるため、醜女に追いかけさせるのです。イザナギは、追いかけてくる醜女たちを必死にかわし、ついに黄泉の国を脱出するのですよ。そして黄泉の国の入り口を千引の岩で塞いだあと、岩の向こうから、イザナミは呪いの言葉を叫んだのです。
「これから生まれる地上の人間を、私は毎日千人殺します!」
この呪いの言葉に対して、イザナギはこう答えたのでした。
「では、私は毎日千五百人の人間が生まれるようにしよう!」
聖書では、史上初の人類はアダムとイブとなってますがね。じつは、聖書から削除された偽伝とされる書物では、はじめに誕生した人類はアダムとリリスだと記されているのですよ。イブは二番目の奥さんなのです。
では、はじめの奥さんであるリリスはどうなったのか?リリスはアダムと離婚したあと、魔界の女王になり、魔物の子供を次々に生み出すのですな。
神はリリスに、アダムのところに戻るようにと説得するのです。しかし、リリスは拒むのでした。
そこで神は、「毎日100人の子供を殺すぞ」と、リリスに宣言するのですがね。リリスは「毎日それ以上の子供を生む」と宣言するのです。
もう、おわかりかと思いますがね。これは、イザナミとイザナギの話の変形なのです。
そして、アニメ「ヱヴァンゲリヲン」は、黄泉の国のイザナミを蘇らせようとする、イザナギ(碇司令)の物語なのですよ。
「つまりだな、ビー坊よ。
数万年前に、この地球には、神々の時代とも言える巨大な文明圏があったのだよ。
そして、異次元ゲートは今でも機能しているのだ」
「異次元ゲートが機能してるって?そりゃ、どういうことですかい?」
「それはだね。
ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ(  ̄▽ ̄)」
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