私はこの年まで、ディズニーランドに行ったことがなかったのですよ。
ところがつい先日、ディズニー博士の加賀屋さんから、いきなり言われたのですな。
「ケルマさんに、ぜひ見せたいんですよ!ディズニーシーを!」
加賀屋さんと青いターミネーター、そしてたっちゃん&たっぺんのスゴい吸引力により、人生初のディズニー体験に挑んだケルマさんです。
「なぁ〜に、きっと、よく出来たアトラクションみたいなもんさ〜」(  ̄▽ ̄)
そう、たかをくくっていたケルマさんですがね。
私の目に飛び込んできたのは、ジュール・ベルヌの「海底二万マイル」に登場する、実物大のノーチラス号でした!
「ぇえつ!ちょ、ちょっとっ!ちょっとっ!ちょっと、ちょっと〜っつ!!」
思わず駆け寄ったケルマさんです。
まいりましたね・・・目がくぎ付けですよ。
感無量というかね。
私は潜水艦が好きでね。
ケルマデックという名前も、日本沈没に出てくる潜水艦の名前なのですよ。
私が大好きなジュール・ベルヌの海底二万マイルに登場するノーチラス号。映画にも登場したそのビジュアルが、そのままですよ!
ディズニー博士の加賀屋さんが、説明してくれました。
「ネモ船長が、出航できるように、今、スタンバイしてる状態なんですよ〜」
出航スタンバイの、泡がブクブク出ていますな!
「あの火山の下に、基地があるのです。
基地の電気はすべて、火山のエネルギーを利用してるんですね。火山の影響で温泉も湧いてますから」
さまざまな小道具や大道具のすべてが、細かい部分にいたるまで、リアルに作り込まれているのですよ。
設定を細かく作り上げてから表現したり、わざと汚し加工をしたり、限りなく本物を再現しているのですな。
ジュール・ベルヌの世界が炸裂しています。
これはまるで、一種の狂気ともいえるオタク魂ですよ。
加賀屋さんが言いましたね。
「800人のクリエイターたちが、デザインし、作り上げてるんですよ」
ただ単に、なにかに似せて作っただけなら、単なるツクリモノですがね。
ここまで設定や細部をリアルに作り上げているならば、たしかに、現実感覚が変になるのも納得ですな。
人間の認識は、単に目で見るだけではないのですよ。無意識のうちに、風景や質感、ほとんど気づかない細部などを、無意識のうちに認識するのです。
なるほど、現実感覚が変容する夢の国というのは、本当なのですよ。
ファンタジーといわれるものは、もうひとつの現実なのですよ。
ジュール・ベルヌは19世紀の人ですがね。
この人は天才でした。
宇宙船や、潜水艦、地熱発電、電話、グローバリズム、黒人の選挙権など、当時はまだなかったものを想像し、物語に書いたのです。
地底に海があるという設定の「地底旅行」という作品も書いてますがね。
昨年、エジンバラ大学の研究者が、地底に巨大な海があることを発見したのですな!
ジュール・ベルヌは、科学オタクでもあったのです。そして、ウォルト・ディズニーも、ファンタジー世界を作り上げるオタクでしたね。
この二人に共通しているのは、悪魔のような想像力なのですよ。
青いターミネーターが言いましたね。
「オレもさ〜、そんなにミッキー!ってわけじゃなかったんだけど〜、ディズニーランドでミッキーに会ったとたん、わ〜っ!ってなって、思いっきり抱きしめちゃったんだよ!大好きになっちゃったんだよね」
青いターミネーターは、感激体質なのですよ。
青いターミネーターがミッキーを思いっきりハグしている写真をみたら、ハグというより、ミッキーを羽交い締めにしています。
「ミッキー殺人事件・・・」
マンガ家のたっぺんさんが、ポソッと言ったような気がします。
要人暗殺みたいですな。(  ̄▽ ̄)
たしかに、ディズニーは、別の時空なのですよ。
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