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2019年11月04日20:33

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(11/4)シネマレビュー:レディ・マエストロ

来年5月に女性指揮者の演奏会に参加することもあり、初の女性指揮者とされる、アントニア・ブレコ(1902〜1989)の映画をミニシアターで観た。

女性の地位が今程でない時代に指揮者を志し、偏見と無理解を始めとする様々な壁を乗り越えて苦学して音楽を学び、ベルリン・フィルを指揮した。彼女の半生を描いた映画。数奇な出自や恋より音楽を選び、道なき道を切り開いたしなやかな強さが感じられた。

時は流れ、欧米では女性常任指揮者も生まれている。アントニアが撒いた種は成長して木々となっている。例えば…2005年に女性として初めてハンブルク州立歌劇場の総支配人になったシモーネ・ヤング。彼女は同年、ウィーンフィル管弦楽団を女性指揮者として初めて指揮した。ロサンゼルス・フィル初の女性首席客演指揮者でありヘルシンキ・フィル初の女性常任指揮者を兼任するスザンナ・マルッキ、オーストリア放送響初の女性常任指揮者マリン・オールソップや、バーミンガム市響初の音楽監督ミルガ・グラジニーテ=ティ―ラ。
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