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2019年10月29日04:10

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(10/28)演奏会レビュー:チェコフィルの「我が祖国」

スメタナの「我が祖国」の全曲版は2度弾いている。第9は何だかんだで毎年弾いているが、余程ワガソの方を弾きたい位、今は好んでいる。

復活したクーベリックがチェコフィルと91年に来日した時は、ヴルタヴァ(モルダウ)以外の良さを理解出来て居らず、更にはチケットが高かった事もあって見送った(今思えばこの演奏会とチェリビダッケはどんな事をしても聴いておくべきだった…)、17年にビェロフラーベク指揮チェコフィルでワガソの全曲演奏会があった時も「どうせまた来るだろうから」と見送ったら、ビェロフラーベクは急死(というか癌と闘いながら演奏活動を続けていたなんて知らず…)永遠に聴けなくなってしまった。

彼の後を受けて常任になったビシュコフとの初来日だが、気付いた時には売り切れており、つくづく縁が無いと思っていたらメルカリ様のお蔭で一番安い席を1割り引きでゲット!漸くチェコフィルの演奏で我が祖国を聴ける事となった。

休憩なしの全曲通し演奏会。弦は87654の大編成。左右にハープを配置していた。コンマスはシュパチェクだろうか。こういう曲だったのかと目から鱗の連続。モルダウの月光の幻想的な響きは突然の睡魔に襲われそうになる程の美しさだった。ビシュコフはパリ管、ケルン放送響、ドレスデン国立歌劇場などを歴任。何度か実演を聴いているが、「大きな音楽」を奏でる人のイメージだ。チェコフィルとの旅は始まったばかりだが、先ずはお互いが楽しんでいる、との印象を得た。
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