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2019年09月29日05:03

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(9/28)出演レビュー:さらばナデージダ

露桶こと、オーケストラ・ナデージダの第20回定期演奏会に出演し、チャイコフスキーの交響曲第3番他を演奏した。コンマスを始め複数のプロやロシア人奏者が加わって、ロシアや北欧の知られざる作曲家の作品に光りを当てて来たこの団体だが、団員減による財政圧迫がボディーブローとなり残念ながら最終公演との事。先ずは過去にやった曲を列挙してみよう。ボロディン「中央アジア平原」はまだしもボルトキェヴィッチ、ヌールマン、となると一期一会感が半端ない!

2016年以降に此処で演奏した曲:

バラキレフ 3つのロシア民謡による序曲
ボロディン 交響詩「中央アジアの平原にて」
ボルトキエヴィチ  交響曲 第2番
ドゥナエフスキー  映画音楽「グラント船長の子供達」序曲
グラズノフ 交響曲 第4番 変ホ長調
イワーノフ アルメニアの旋律による狂詩曲
ミヤスコフスキ  交響曲第1番
ヌールマン 交響曲第3番
ルビンシュタイン  ピアノ協奏曲 第4番 ニ短調
チャイコフスキー  ノクターン 作品19-4*


練習が日曜夜で場所が調布メインの団体。複数の路線を乗り継いで帰宅すると翌朝には体重が1kgチョイ減っている!などという事もよくあったなぁ。

スベトラーノフのピアノ協奏曲は、サンダーバードっぽい処がある佳曲。チャイ3の後にはアルノ・ババジャニアンの「ノクターン」がアンコールされた。アルメニアの作曲家らしいが練習時にプルトを組んだロシア人女性はニホンゴで「ユウメイなキョクよ!」と宣う。彼女、明らかにテンションが上がり、歌う様に演奏をするものだから、此方まで影響された。ほの暗く濃厚な情熱と、束の間の日射しを感じる曲だった。ノクターンというよりは夜想曲と書いた方が良い気がした。演歌っぽくもあった。

さらばナデージダ!(ロシア語で希望の意、チャイコフキーのパトロンだったメック婦人の名前でもある)、スパシーバ!(ありがとう!)


第20回(ファイナル)演奏会
日程:9月28日(土)14:00 開演
場所:府中の森芸術劇場 ウィーンホール
演目:

♪ ヴィレーン:演奏会用序曲第1番 作品2
 Dag Wiren: Concert Overture No. 1, Op.2

♪ スヴェトラーノフ:ピアノ協奏曲 ハ短調Svetlanov: Piano Concerto in C minor
 ピアノ:丹 千尋

♪ チャイコフスキー:交響曲第3番 ニ長調 作品29
 Tchaikovsky: Symphony No. 3, Op. 29

♪ ババジャニアン:ノクターン(アンコール)

指揮:渡辺 新

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