サマーミューザ2019を都響で聴いた。水曜オケで練習中の「ローマの噴水」のお手本とすべく。全てが違うのは勿論なのだが、何と言うか、管の皆さんが自分のソロを追求する感が際立っていた。オケの精度が素晴らしく高く、トレビの泉の練習番号14番のpiu vivaceなどは目も眩むばかりの速さ、というか輝かしさ。「ローマの松」の最後は左右の3階席に配されたバンダ隊が舞台のメンバーに負けじと吹くのでカタルシス客席プロの力量をこれでもかと見た気がした。ギルバートは巨大隕石な体躯を活かしてオケをドライブ、都響との相性は非常に良さそうだ。
指揮:アラン・ギルバート(東京都交響楽団 首席客演指揮者)
曲目:
ヴォルフ イタリア風セレナーデ(管弦楽版)
レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」
レスピーギ 交響詩「ローマの松」
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