mixiユーザー(id:24484217)

2016年04月11日02:13

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演奏会レビュー(4/10)

音楽仲間からお誘いがあり、新響第233回演奏会を芸劇で聴いた。団から頂いた招待状(赤紙)で2名入場出来る様で、仲間(仮に「旦那さん」、と表記する)のご厚意に甘えさせて頂いた。1F中央の通路を越えた所で聴くのは初めてかも。

前プロは別宮貞雄の「管弦楽の為の2つの祈り」。日本の作曲家の聴くときは、誰の影響を受けているかつい考えてしまうのだが、私には浮かばなかった。旦那さんに聴いたら「フランス系かな?」というのでパンフを見るとメシアンに師事とある。お見事!的中であった。

さて、後半はマーラーの交響曲第2番「復活」が演奏された。創立60周年記念公演シリーズに相応しい記念碑的な演奏!アマチュアが此処まで出来るものかと感銘を受けた。3楽章こそ妖怪達が跋扈する怪奇性が若干薄いと感じたが、他の楽章はそれを補って余りある完成度であった。コンミスのbowingは見事の一言。同じ弓順なのに違って見えるのは弓先から根元まで完全に使い切れるのと、弓圧をしっかり制御出来ているからであろうか。

ソリスト陣では特にaltoの「池田香織」女史が素晴らしかった。第一声から底光りのする美声を披露し、一瞬で会場を支配。刹那、傷つき倒れた全ての人を代表する情景が浮かんだ。

仲間が何人か出演していた。さぞかし美味い酒を飲んだ事だろう!
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