出演レビュー（4/03）

ロシア物を専門にやるオケに賛助出演させて頂いた。夕桶の打ち上げで声を掛けられたのが切っ掛け。我々が学生の時分はロシア系の団体というとダ○ビくらいしかなかったが、今はダ○ァーイもあるし、北欧系で云えばア○ノラがある。諸団体割拠。いやはや盛況である。

弾いた事があるのはボロディンの「中央アジアの草原にて」のみ(笑)。しかし、ドゥナエフスキーの「グラント船長の子供達 序曲」は昔のSF番組のテーマ曲みたいで楽しいし、イッポリトフ＝イヴァーノフの「アルメニアの旋律による狂詩曲」は謂わばシェヘラザード（コンマスの相原さんはプロ。それはそれは素晴らしかった）。チャイコフスキーの「ノクターン　作品19-4」はVCのソロが会場をしんみりとさせたし、バラキレフの「3つのロシア民謡による序曲」ではチャイ4やプルチネッラのthemeが随所に出現するわで楽しめた。メインのボルトキエヴィチ「交響曲 第2番」も佳曲だったが楽譜が手書きで読みにくい事この上なく、その点は難儀したが、演奏会パンフによれば作曲家による自筆譜とのこと。其れは最初に言って貰わないと(笑）。

秋はグラズノフの4番他、との事。今後のアマオケ生活を考えると、もしかしたらグラ5をやるかも知れないという予感は在ったが、先に4番が来るとは。こういう想定外ならば歓迎したい。