mixiユーザー(id:24322169)

2020年07月08日04:25

21 view

book『満州メモリー・マップ』(小宮清)

小宮清著『満州メモリー・マップ』(筑摩プリマーブックス)を読んだ。私が習っているスペイン語教室のあるアジア図書館でたまたま見つけた本だ。小宮さんは少年の頃に親とともに満州に渡り、敗戦時に命からがら引き揚げた体験持つ方だ。少年時代の記憶をもとに、「開拓団の生活」「奉天・瀋陽の生活」「祖国日本へ」と絵を添えながら描いた味わいのある文章だった。絵を描けるってすごいなと思った。(私は絵はまったくだめなので。)この本のオリジナは『満州走馬燈 きよしのメモリーマップ』で絵がカラーのようだ。地元の図書館にあるので、また借りてみよう。(『満州メモリー・マップ』は絵が白黒だから。)「美しいイラストはカラーから全てモノクロになっているが、オリジナルにはないカットがあったりする。たくさんの満州の歴史を扱った書籍があると思われるが、その時代を少年の目から見た世界を、このように精細なスケッチとともに読めるのは素晴らしいことだ。」(aki's stocktaking)
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する