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2020年01月22日07:28

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book『韓国徴用工裁判とは何か?』(竹内康人)

竹内康人著『韓国徴用工裁判とは何か?』(岩波ブックレット)を読んだ。日本と韓国との間で対立が激化している韓国徴用工問題について簡潔で分かりやすいブックレットはありがたい。元徴用工の慰謝料請求権を認めた韓国大法院の判決は画期的といえるものだ。このブックレットは、戦時中の韓国人強制連行・動員の実態、実質的な補償を拒み続ける日本政府の欺瞞、そして日韓請求権協定で解決済みとする日本政府の論理の不当性、韓国徴用工判決の意義等を解説する。戦時中の強制連行については知っているつもりであったが、徴用工の強制動員の経過、強制労働の実態をこの本で読み、その過酷な実態の認識不足を痛感した。政府、マスコミがこの問題で経済対立、反韓国感情を煽り、排外意識が強くなる時代であるので、なによりも強制労働の実態、裁判の原告の訴えを知ること、冷静な議論をなすことが大切だと思った。非常にいいブックレットなので、おすすめします。
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