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2021年03月05日10:13

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ことば

私は名古屋の出身だけど
子どもの頃からあまり名古屋弁を自分は使ってはこなかった。
もちろん聞き取れるし、ある程度は話せるけれど。

一番の理由は
母が「綺麗なことばを話すべき」という感覚の元に私を育てたから。

だから幼稚園や小学校に行ったとき
社会人になった時でさえ
友だちや地元の出身の人の話し方に驚いたことが幾度とある。

ふざけて、わざと方言を使うこともあるけれど
基本、使うことばもイントネーションも標準語。

それは関西に来ても変わらない。

だから知り合う人は私を関東の人と思うようだし
子どもも家の中では標準語を話してる。

方言の良さは、関西に住んでから感じることが多くて
綺麗な言い回しの方言は素敵だな、と思う。

つまりは汚いことばが馴染めないように育ったんだと思う。


祖父母からは
人の悪口は言ってはいけない、
と厳しく言われて育ったから
もちろん、相手が私に攻撃してきた時は
それに応じた対応はするけれど
自分から仕掛けていくことはない。


最近、そうやって育ったことが
どれだけ大切なことなのか
改めて感じることがよくある。


「古今和歌集」の仮名序に

やまとうたは、人の心を種として、
万(よろづ)の言の葉とぞなれりける

(和歌とは、人の心が種子となり、たくさんの表現の葉をつけたものである)

国文科で学んだことが
この年になって、身に染みる(笑)


たまに読んでる、ある方のブログに

"人生は、口から入れるものではなく、
口から出す言葉によって創り上げられてゆくのですから"

と書いてあって、まったくその通りだと思った。

人のやることに批判しかしないワイドショーの演出にうんざりして
時計代わりにしか見なくなって久しい。


今日も心にいい種を植えて
それを素敵なことばにしていこうと思う。

それがいい人生の1番の近道だと思うから。


あ、マイケルもそれを意識してたはずだから。
と、取って付けたように追加しておこ(笑)

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