なんかのっけから嫌な予感しかしない依頼。「時間はかかってもいいからトライしてみてくれ」との事で預かってきた。「3千番台」のi3ノート。4GB×1で1スロット空き。まずは依頼通りもう1枚挿して8GB実装に。中古屋でしか手に入らない。あれば新品の方が安いのでちょい悔しい。
1909のDVD-Rを入れてアップデート開始。経験的に2時間はかかるので、手が離せる状態になったら他の用事をして、3時間ばかり放置した。見ると確かに「インストールに失敗しました」と表示されていた。「何度やっても失敗する」という訴え通りだ。
変なソフトがインストールされている様子もない。ハード的にも怪しいデヴァイスはない。
あ。もしかして。
ある方法を試してみたら、すんなりWin10になった。その方法とは、USBフラッシュメモリ。64/32bit両対応のため作っておいたUSBメモリメディア。DVD-RでなくUSBメモリからインストールしたら成功した。
失敗の原因の仮説として、光学ドライヴの老朽化で外周までトレスできないのでは、と考えた。その確認程度のつもりでUSBメモリからのインストールを試した。それで成功すればよし、それでも失敗ならドライヴの不良が原因でないと確認できる。ぐらいの軽いキモチでトライしたのだがどうやら正解だったようだ。ラッキー。
第3世代のi3ならまだまだ充分「使える」。8GB実装しておけばあと2−3年は(本体が故障しなければ)そこそこ使えてしまうだろう。SSDに換装すれば更に快適にもなろうが、そのあたりはオーナーの判断で。これまでは「Win10に移行できない」という「それ以前の段階」だったのだから。SSDより先に光学ドライヴの交換依頼が来るかも知れない。まずは未来が開けたという事で一旦オーナーに返す。
当店のキャッチフレーズは「わりと、なんとかします」だからこういうのが解決できるとホッとする。
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