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2020年01月25日17:38

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ストラディヴァリの音

 ワイン映画祭の主催者である丸藤葡萄酒の大村さんがTVに出たと聞き、見逃し配信で観た。TVerとGYAO!でやってた。メイドシンジャパンが本場イタリアに挑むというテーマだった。2/3まで観られるらしい。
https://gyao.yahoo.co.jp/title/5cd9378a-35da-4e6c-98b9-ae6d25809422
https://tver.jp/corner/f0045332
 てっきり30分番組かと思ったら3番勝負で1時間半もあった。その1本目が丸藤葡萄酒「ルバイヤート」ブランドのワイン。しかも敢えて対戦相手と同じ品種の葡萄の製品。あとはヴァイオリンとピザパイ。ピサパイの事を「ピザ」とだけ呼んでいるのは気になったがイタリアでもそんな略称使ってるのか?ウィンナソーセージをただ「ウィンナ」なんてウィーンの人は絶対呼んでないと思うぞ。珈琲もあるし。…さすがにウィンナ珈琲はウィーンじゃそう呼んでないかな。明石焼も広島焼も現地で使うと怒られるそうだし。
 番組はなかなかうまい見せ方に作っていて最後まで観てしまった。その2Rがヴァイオリン対決だった。番組内で語られたのを聞いた限りでは、この番組で以前日本産のヴァイオリンが本場イタリア製のヴァイオリンと勝負して一度勝っているらしい。それでイタリアがリヴェンジマッチとしてストラデヴァリウスを出してきた、という仕立て。製作者は「そんな名器と勝負できるなんて」と涙ぐんでいた。
 TVの音声は不可逆圧縮。TVerでも192Kbps、GYAOに至っては64kbpsしかない。その状態で国産とストラディヴァリウスを聴き比べようなんて期待はしてなかったのだが、少なくとも「違う」のははっきりと判るものなのだな。興味深い体験だった。

 ここに登場したストラディヴァリウスは10億円だそうだが、2億円クラスなら実物を聴いた事がある。ストラディヴァリウスを小脇に抱えてウクレレモードで「♪やんなっちゃった」とかやっちゃう、なんかいろんな意味で凄いリサイタルだった。リサイタルと言ってもメインは結婚式場TinkerBellのレストラン兼宴会場Beliniで行われたちょっとしたセミナーだったのだが。TinkerBellの初代社長が純正律マニアで、純正律をもっと広めたいと純正律を大事にする音楽家を招いて催したセミナーだった。正直、この時には純正律と平均律の違いはよく判らなかった。最近念のため検索したみたらYouTubeに比較動画があった。これだとかなりよく判った。
https://www.youtube.com/watch?v=yWVWyfzEdIA
 TinkerBellで見た限り、ストラデヴァリウスは300年も前の製造で、音色はともかく構造が原始的で現代の物に比べてかなり弾き難そうだった。今のヴァイオリンは肩と顎だけで保持できるがストラデヴァリウスはそうはいかないようで、音色だけなら300年前の物がいまだに最高ランクでも、楽器としてはいろんな形の「進化」をしてきているのだなあと思ったものだった。
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