小学校あるあるなのか、結局今年も役員やってる今日この頃。
前年度の子ども会役員、の次は、「子ども会本部の役員」でした。
この町の各地に合計16個存在する子ども会を統括する本部役員になったというワケ。
なんで引き受けたんだよ、とお思いの皆さん…
もち、こーゆーのには当然自然発生的になり手が現れるわけなく。
なんせ田舎だからね… 外堀からどんどん埋めてって断り辛くしていく戦法がほんとすごいのよ…
…てかんじで今回は、「外堀を埋められて消防団員にされちゃったKさん」のお話。
…ワタシの役員話はまた後日、ってことで。
Kさんはワタシの住むS地区の隣、N地区の子ども会の会長さん。
長〜くこの町に住んでいる方で、いろいろこの町の昔話を面白おかしく話してくれる明るいおっちゃん。
「いや〜、幼いころは埼玉の、そん中でも割と都会に住んでたからさ、この町に越してきたときはずいぶんそのギャップにびっくりしたもんだよ〜」
その中でもとりわけびっくりした事は、役場が月イチで出す地元広報誌を、住民が結構読んでること。
「だってこの小さい町じゃん。みんなほぼ知り合いみたいなもんじゃん。広報誌、毎回、誰かしら知ってる人が出てるからね。今回は誰かな、って見ちゃうんだろうね」
…とまぁこんなかんじ。
てか確かにワタシの出身地もそこそこ大きな町だったけど、広報誌、よっぽど気になる告知でも載ってなければじっくり読むことなかったかも。。。
この町の中でもかなり古い地区に分類されるN地区には特に、彼よりも〜〜〜〜っと古くから住む住民が多く、新しく誰かが越してくるというのは稀で、引っ越し屋のトラックがN地区に停まろうものなら、翌日の昼にはもう、越してきた家族構成までみんなに知れ渡ってるそうな
そんなKさんは前年度まではS地区+N地区合同の消防団員だったと言う。もち、普段はふつうに会社員。
「…会社員やりながら消防団員ですか…。大変じゃないんですか?」
するともう堰を切ったように
「大変!? そんなもんじゃないよ。しかも何年やってたと思ってんの」
なんと彼は6年もやってたそうな
「一度引き受けたら6年だよ! あの時小3だった娘が今や高1! 去年、『なり手がいない』って話がチラホラ聞こえてきたから、ヤバイと思ってすぐに子ども会会長を引き受けたんだよ。来年はそれやるからできません、ってことで」
ナイスプレイ!
子ども会の会長は1年の任期で済むもんね。…て思っちゃうワタシも相当毒されてるな
消防団員のなり手がなかなか…、てのはこの町ももちろん例外ではなく、Kさんは、まず奥さんに「ご主人、まだ消防団員やってないよね〜。来年度から、お願いできないかな〜」なんて話が行って、そして他の家族にも、というふうにどんどん外堀から埋められてって、最終的に家族から「引き受けてあげれば。困ってるみたいだし」みたいに言われて引き受けざるを得なくなってったそうな
しかしワタシ、引っ越してきてこのかた、近所で火事があった、って聞いた記憶がなく、
「任期中に火事ってありました? 無かったとしたらやっぱラッキー、って感じですよね」
…なんて軽く言ってしまったが、
「はぁ!?
ありましたよ! 1回だけね!! しかも、アンタんとこのS地区で」
ひ〜〜、なんだかごめんなさいぃぃ〜!!
なんでも早朝から一軒家が燃えてたらしく、朝もはよからたたき起こされ消防服着て消防車で現場へ。
消防団のやること、って、地域によって違うらしいんですが、この地区の場合は主に通行人の誘導だったそうで、実際の火消しはやっぱ正規の消防士がやるんだって。
「せめて火に近付く必要がなく済んでよかったですね
」
「そーなんだけどさ〜、ちょうどふつーの人々が通勤で行きかう時間帯だったから、サラリーマン風のおっさんに、『チッ もっとホースを端に寄せてやんなさいよ』とか睨まれてさ、ほんと何なの、って気持ちになったよ
」
うう、それもきっとS地区の住民なんでしょうね、ほんっとスミマセン
。
尚この現場は我が家からちょっと離れたとこなんだそうで、だから知らなかったのかな、平日朝だもんな。
そして幸いリアルな出動はこの1件だけだったそうなんですが、消防団員は冬は火の用心で毎週消防車出してパトロールしなきゃなんないし定期的に訓練はあるし、もちろん飲み会もあったりして、やっぱ多忙な6年間だったそうな。
「これでも以前よりは楽なスケジュールらしいよ。もう、N地区の古くから住んでる年寄りなんかにオレら現役の愚痴なんか耳に入ろうもんなら、『なんだと〜! オレたちの時代なんか今なんかの倍以上忙しかったんだぞ!!』って武勇伝始まっちゃうからさ〜
」
う〜ん、情景が容易に目に浮かぶ
そんなKさんはN地区の子ども会会長として、子ども会本部主催の小6向けキャンプにもサポートとして来てくれました、多謝!!
その辺のお話は、また別の日に…
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