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2019年05月22日19:06

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今そこにある心身耗弱

「どうでもいいと」寝屋川殺害
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5629130

「自分が犯罪者になる可能性はあるか?」と問われれば、大抵の人はNOと答えるだろう。
そうでなければ「犯罪者に厳罰を」とは言いにくい。

では「自分は内臓の病気になる可能性はあるか?」と問われれば、それは誰にも否定できないだろう。
節制して健康管理していても避けきれるものではない。



先日、知り合いの女の子の彼氏が家で喋っている最中に急に血を吐いて倒れて緊急入院した。
血中のアンモニア濃度が高く幻聴幻覚も起きていて看護師さんに掴みかかる一幕もあったと言う。
「血中アンモニア濃度 幻覚」で検索してみたら、肝臓や腎臓の障害が原因、尿毒症の可能性もアリ…大体そういう結果。
幻覚を見て暴れる彼氏さんは心身耗弱、責任を問えない状況にあったと思う。
これは誰にでも起こりうること。
「自分は犯罪者になるとは思えないが、病気になる可能性はある」というのは、よくよく考えると矛盾している。



イジメ報道などで「いじめっ子が学校に残っていじめられっ子が転校を余儀なくされるなんておかしい」という声はいつもある。
昔、ちょっとした知り合いに統合失調症の子が居て、それは幼少時の酷いイジメが原因で発症したらしい。
彼はプロテスタント系の教会に通っており、そこで幻覚が原因で暴れた為に教会を出入り禁止になった。
結局、排除されたのはいじめられっ子の方だ。
いじめられっ子は誰もが味方する。
だがいじめが原因で精神を病むと途端に排除する。
それが正義というものの有効射程範囲。
こういう状況に自分がいつ陥るかも分からない。

心身耗弱はいつ自分に起きるか分からない。
責任能力を問えない状態になる可能性は今ここにある。



この件に話を戻せば、
弁護側の主張する心身耗弱が認められなかったのは無理ないと思うが。
しかし責任を問えない心身耗弱状態にある人を危険視し排除するのは性急過ぎ。
それは明日の自分かも知れないから。


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