mixiユーザー(id:2405520)

2019年10月19日04:44

199 view

四国3

10/6
お世話になった宿を出る。中国からのお客様とはここでお別れ。
宿のおかみさんがオロナミンCを一人一本用意していてくれた。素泊まりの宿であったが、心遣いが嬉しい。

路面電車に乗ってJR松山駅まで移動。
松山はJRの松山駅と、伊予鉄道(路面電車)の松山市駅がある。
松山市駅の方が百貨店もあったりして、松山ではこちらがメインの駅のよう。「市駅」と略称で呼ばれているし。名古屋の名駅、ハルピンの哈駅と同じ地元感を感じる呼び名だが、それらとはまた違った趣がある、と勝手に思う。

駅で朝食をとり、ここからこの旅のメインイベントの一つ、JR四国の「伊予灘ものがたり」という電車を待つ。
ここでまた回想シーンになるが、この電車の存在は、中国のお客様からの情報で初めて知った。期間限定で運行している列車らしい。
切符の発売日当日にふーじんさんが東京駅で発券にチャレンジしたものの、予約ですぐに満席となってしまい、半ば諦めていたが、数日後に空席情報が出た。そこで、今度は自分が三島駅でチャレンジすることに。すると、好きな席を選べるほどに空席がある。旅行会社が席を押さえていたが、キャンセルでも出たのだろうか。ともあれ、無事に席をとることができた。
そして、この列車では、予約制のお弁当が食べられるのであった。乗車券よりも高いこのお弁当、せっかくだからと注文しようとしたら、JR東海からでは予約ができないという事実が発覚。どういうことだ。東京に住むふーじんさん に切符の写真を送ってチャレンジしてもらうも、写真では予約が取れないということであった。どういうことだ(2回目)。JR東海と四国は仲が悪いのか。仕方なく、お弁当は諦めたということで、回想シーン終わり。

列車は2両編成で、赤と黄色の車体。アテンドのお姉さんが乗車口で出迎えてくれる。
列車の中も、座席が普通の列車と違い、ゴージャスである(語彙がなくて申し訳ない)。1車両で座席は20席くらいしかなくゆったりしている。沿線では海が見えるため、山側の席は座席が一段高くなっている。

雰囲気にすっかりのまれながら列車が発車すると、すぐ外で車両基地の整備員さんたちが手を振ってくれている。この列車の魅力の一つである。沿線の人たちも列車に手を振ってくれる。すっかりいい気分。

しばらくして、隣のグループに朝食が運ばれてきた。あなた方はちゃんと予約てできたんですねー、と、心の中で言いながら、こちらはケーキを注文した。ティーカップも地元の砥部焼で作られている(手洗いにも砥部焼が使われていた)。

下灘駅で15分ほど一時停車。写真撮影をさせてくれる。海がホームからすぐ見えて、テレビでもたびたび登場している駅とのこと。バリバリ写真を撮る。
沿線の人に手を振ったり、メッセージを書いたりしてあっという間に終点の伊予大洲駅に到着した。

とここで、ふーじんさんが先ほどのケーキのお代を払っていないことに気が付く。列車の中でも気づいていたが(あとで取りに来てくれるか、下車時に払うのか?と思っていた)、すっかり忘れて降りてしまったのだ。
踏み倒すこともできるが、それでは気持ちが悪いので、後で駅の人に相談しようということになった。

大洲は、肱川(ひじかわ)沿いに大洲城がある城下町で、明治時代の古い建物も残っている。昨年の豪雨でかなり被害を受けたところで、新しい橋をかけているところだった。その昔「おはなはん」や「東京ラブストーリー」の撮影でも使われたらしい(どちらも見ていないけど)。さすがに古すぎるのではないか。
しばらく歩いて「臥龍山荘」を見学する。明治の貿易商が建てたもので、3つの山荘からなっている。奥の茶室でお抹茶をいただく。

お昼を食べ(豚と栗のどんぶり「とんくりまぶし」が絶品でした)、再び駅へ戻る。
駅で、先ほどのケーキの支払いについて相談したところ、駅員さんは大慌てであったが、とりあえず、担当者に連絡をとってくれることになった。
再び電車に乗り(みキャン電車!)、内子という町へ。
ここは、ハゼから木蝋をとる産業で明治に栄えた街で、ここも古い街並みが残っている。
大正時代に建てられた、「内子座」という芝居小屋を見学する。今でも芝居小屋として使われており、前日は狂言の発表があったとか。
見学を終えて出たところで「伊予灘ものがたり」の担当の方からお電話をいただく。ケーキは無料で結構です、とのこと。ではまた乗りに行かなくては。すっきり。
その後も街道沿いを見学し、街道の終点近くにある木蝋で財をなした上芳賀邸を見学する。しかし時間が足りず、宿のチェックインの時間も迫っていたため、敷地内にある木蝋資料館はざっと見るのみになってしまった。
本日の宿は上芳賀邸の隣にある下芳賀邸のゲストハウスである。元は蔵だったのか、敷地の離れをゲストハウスにしていて、ファミリーでも十分泊まれる大きさ。
夜は近くの古民家ドイツ料理店でいただく。

9 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する