ギャンブル三昧の自堕落な日々を送る郁男（香取慎吾）は、再出発をはかるべく恋人の亜弓（西田尚美）とその娘・美波（恒松祐里〜好演！新鮮な魅力の20歳）を連れ、亜弓の故郷である宮城・石巻に移住する。されども周囲とは軋轢をくりかえし、新しい環境でもも

続きを読む

メディアと官邸の攻防。東都新聞の記者エリカ（シム・ウンギョン）は、自らの組織に疑問を持つ若きエリート官僚の杉原（松坂桃李）とともに大学新設計画に関する極秘情報を探っていく。この「疑惑の大学誘致」だけではなく、「官僚の飛び降り自殺」「レイプ被

続きを読む

第二次世界大戦直後のポーランド、音楽養成所で知り合った歌手ズーラとピアニストのヴィクトルは恋に落ちるも、やがてヴィクトルはパリに亡命。ズーラは公演で訪仏しふたりは再会を果たしたが…。全編モノクロ、スクリーンは4:3のスタンダードサイズ。ことし

続きを読む

きのうの日記で来月カルピスが100周年とか書いたけど、そのまえにこの土曜日、ウチの父親が90回目の誕生日を迎えるのだった。まあ客観的に見て元気な90歳かなと。たしかに足腰はすっかり弱ったし耳も遠くなったけど、その文面は別としてメールのやりとりは十

続きを読む

嫁ハンがわざわざ選んできたのではないと思うけど、カルピス蒸しパンにカルピスもち、このところ続けてコラボ商品を口にした。カルピス食品ってたしかちょっと前に味の素かアサヒ飲料に買収されたんじゃなかったっけ。ここにきてライセンスビジネス拡大という

続きを読む

あべのハルカスの裏からTSUTAYAに突き当たる細い街路、巴通り沿いに高級食パンのお店「嵜本(さきもと)」がオープンした。この手のお店、キタやミナミにはすでにけっこうあるが、あべの界隈ではおそらく初めて、1斤900円(税込)するにもかかわらず(ただし全長は

続きを読む

いきなり“ファブル”とよばれる謎の殺し屋（岡田准一）が暴れまくり、観る側にその超人的な能力を惜しみなく刷りこむ。このくだりのスピード感はいかにもCMプランナー出身監督（江口カン）による映像効果。"仕事”をしすぎたファブルには、一年間大阪で潜伏

続きを読む

「The Sportsworld of the Hanshin Tigers」というタイトルで昨年刊行されたペーパーバックの日本語版。社会人類学の博士号を持ち、ことし73歳になる著者はイェール大学教授としてたびたび日本に滞在。阪神タイガースという野球チームそのものではなく、彼ら

続きを読む

パリで生活するさまざな母と子のすがたを、「母の日」を主軸にしてオムニバス形式で描く。ズバリの原題「La Fete Des Meres（母の日）」や英題「All About Mothers」が示すように、あきらかに母なるものを正面からとらえた物語にもかわらず、このおおざっぱな

続きを読む

1973年の名作脱獄映画をリメイク。オリジナルはたぶん名画座で観てるんだけど、中身はすっかり忘れていた。まあそのほうがヘタに比較してどうのこうのとエラそうにモノ言うスタンスに立たなくてすむかと。パピヨン役に「パシフィック・リム」のチャーリー・ハ

続きを読む

前回が2月の終わりだったので、これが令和初のキリ番。いまこの時期は阪神タイガースの結果が足あとの数に少なからず反映。もちろんそれは【今日の阪神】にいただくもの。勝っても負けてもイイネ！をつけていただくマイミクのかたもいれば、勝ったときだけつ

続きを読む

わずかながら株を持つ父親が代わりに行ってくれと。勝手に長男が行ってややこしいことにならないかと思いつつ、好奇心を優先した。会場はついこないだ岡村靖幸のライブを観たばかりのグランキューブ大阪。というかライブ以外でここに足を運ぶのは初めて。もっ

続きを読む

「レベル・ハート」以来4年ぶり、14枚目のオリジナル・アルバム。う〜ん、何というかけっして難解というわけではないんだけど、なかなか手ごわい、一筋縄ではいかない印象の作品。実はきのう日記にしようと思ったんだけど、一曲一曲がまだまだクッキリせず、

続きを読む

土曜日の野球観戦では、おやつがわりに「廣岡精肉店」のコロッケを人数分持参した。春場所観戦時をはじめとして、いつもいつも飲み物やおつまみを用意してくださるかたがいて申しわけないなという気持ちがあったから。私のためだけにノンアルコールビールを用

続きを読む

阪神ファン2名とオリックスファン2名にて関西ダービーを観戦。丑寅同舟これぞまさに交流戦だ。京セラドームの内野2階席、公平を期してバックネット裏ほぼ中央を陣取る。両球団贔屓というかたもいるので、ファン濃度の順に並ぶと私は三塁側左端。オリックスFC

続きを読む

東京で2回、大阪で1回。41年ぶりのコンサートはもちろんあの後楽園球場以来。東京会場はその跡地に建つ「TOKYO DOME CITY HALL」だったとか。ご主人や娘さん、ミキちゃん（藤村美樹）はもちろんのこと、芸能人多数そして熱心なファンとして有名な石破茂も駆け

続きを読む

前田敦子主演作品。幻の怪魚を求めて、TVレポーター葉子と撮影クルーはシルクロードの中間地点ウズベキスタンを訪れる。時間も予算も限られた遠い異国の地での撮影、すべてがうまくはかどらずいら立ちを隠せないクルー。そして過酷な状況にもめげず淡々とレポ

続きを読む

◎貴景勝○炎鵬▲阿炎△朝乃山あたりだと思ってたけど“妙”な結果、1位を手にしたのは意外や意外…。日刊スポーツが独自に企画している大相撲総選挙もことしで8回目、過去7回はすべて稀勢の里がV。もちろん引退力士は投票の対象外、ことしは誰が1位となって

続きを読む

父親がケータイを紛失した。5年前にムリヤリ持たせたガラケー、しばらくほったらかしのままだったけど、母親が亡くなり父ひとりとなったとたん使わざるをえない状況が生じた。当初はひらがなオンリーだったメール文面にも、このごろようやく漢字が混じるよう

続きを読む

白い蝶を見かけるとそれは幸運の兆し。昨秋の亡き母親墓前における百か日法要では、読経のあいだにどこからともなく白い蝶が舞ってきて、これは吉兆に違いないと我々家族以上に葬儀屋と坊さんが喜んでいた。そして今回白い蝶を見かけたのはなんと地下鉄の自宅

続きを読む

…というのはちょっと大げさ、やっぱり笑顔のほうがほとんどだったか。サヨナラのシーンがオーロラビジョンで再生され、誰よりも先に原口のもとにはしゃぎながら飛びこんでいったのが矢野監督だとわかったとき、私の周りでは笑いの渦だったし。でも女性のみな

続きを読む

オープニングの演出も彼のライブにおける魅力のひとつ。引っ張るだけ引っ張ってついにご本人登場、じらしてためたパワーを反発力にしていきなりフルスロットル、ファンキーな曲をたたみかけていく。純粋なシームレスではないけれど、「Lion Heart 」でしみじ

続きを読む

樹木希林「企画」そして最後の出演作品。架空の投資話で7億円もの大金を集めたあと、タイへ逃亡し若い男を囲っていた詐欺女の物語。2年前実際に起きた事件を映画化。「エリカ」というのは自称していた偽名、実際は62歳だったのに色香をまとい偽った年齢が「38

続きを読む

ブルックリンでレコード店を経営する元ミュージシャンのフランクにとって、医学を学ぶ実娘サムとの作曲活動は数少ない楽しみのひとつ。ある日Spotifyに登録した自作曲が急に拡散され…。フランク役に「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」でマクドナルド

続きを読む

松竹映画の看板シリーズ「家族はつらいよ」における蒼井優の役回りは、実によくできた可愛いお嫁さん。いまどきなかなかお目にかかれない、しっかりと心配りができてよく気のつく女性。ちょっと優等生すぎるかなと思うときもあるけれど、ドタバタを重ねる一家

続きを読む

昨日の夜更け、再放送にて。この番組が大阪を訪れるのは2度目。前回の放送では、いままで何気なく往き来していたJR京橋駅西側あたりをクローズアップ、一風変わった街路の並びに注目したのはさすがタモリならではの視点、あのあとあの界隈を通るたびに彼の顔

続きを読む

モリッシーとジョニー・マーが初めて出会うシーンがある。モリッシーの部屋に招かれたマーはレコードラックを眺めながら「なかなかいいセンスしてるね」と言い、一枚のシングル盤を選んでターンテーブルに載せる。今度はマーのセンスが試される番、はたして彼

続きを読む

最初のうちは単なるお向かいのスーパーイズミヤの買物ポイント。まあ日々パンやら弁当やらを買ってコツコツ貯めていたわけです。ところがある日突然イズミヤが阪急阪神グループの傘下に。すると一気に利用範囲が増え、阪急阪神沿線そして大阪キタエリアにおけ

続きを読む

「ワイドナショー」を最後まで見たあとミナミまで出る。御堂筋線一本ではなく動物園前で堺筋線に乗りかえ日本橋で下車。なんばウォークでおそらく最古参のベタ喫茶、いまでも相席あり、老境マスター以外の店員すべてアジア人の「ボナール」で馬券の検討。客同

続きを読む