mixiユーザー(id:2399973)

2021年10月11日15:15

344 view

あの日から50年

きょうは第51代横綱・玉の海が現役のまま27歳の若さで急逝してちょうど50年目の命日。あなたにとっての”著名人逝去の衝撃トップ3”はと訊かれたとき、私はいつもジョン・レノンとデヴィッド・ボウイそして横綱玉の海と答えてきた。するとたいがい最後のひとりには誰?なぜ?と訊かれ、このあと書くような説明が始まるのだ。

昭和46年10月11日のことはいまでもよく憶えている。私が相撲好きと知る同級女子が「玉の海、死んだで」と、昼休みにニュースで見たと。「ウソやん」半信半疑のまま帰宅するといきなり母親が「ものすごい可哀そうなことあってん」と言い事実を受け止める。当時私は小4、衝撃はのちのレノンやボウイのときよりずっと大きかった。

ムラっ気のある相撲を取るライバル北の富士にくらべて、実に安定感ある右四つの型。亡くなる前7場所の成績が14・14・14・14・13・15・12勝というからまちがいなく大横綱への道半ば。もし存命のままであれば、昭和終盤の角界勢力図はまったく違ったものに、すくなくとも輪島・北の湖の台頭はずっと後のことになったと思う。

その夜のニュースでは悲報を聞いて号泣する北の富士のすがたが映し出され、こちらは悲しさよりぼうぜんとした気持ちに。現在、その北の富士が存命の歴代横綱では最高齢、79歳とは思えない若さをふりまきながら角界の御意見番として活躍しているのを見るにつけ、これがまさに”ライバルのぶんまで生きている”ということだと思うのだ。
25 12

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年10月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31