mixiユーザー(id:2399973)

2021年07月29日17:00

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【今日の読了 拡大版】ロキシー・ミュージック大全(シンコーミュージック)

読了なんて真っ赤なウソ。そんなにあっさり読み終えてたまるものか。6月初めにこの大全刊行を知ったときには一気に体内の血が逆流、そこからは発売を指折り数える日々だった。これぞ待望の一冊、無人島に持っていく・あの世に行くとき棺桶に入れてもらう・これだけでご飯おかわり何杯でも…すべての大仰な形容がここに成立する。

最近は洋楽ベテランアーティストを単独で取り上げた、伝記や研究本の出版がけっこう続いていた。ただ洋楽好きにはおなじみの名前でも、出版ビジネス的に成り立つのかどうかと思うニッチな対象も多く、おそらくその現象はLP/CDと紙の媒体の双方を愛する、いわゆるフィジカル世代を相手にした最後のあがきなのかもと思っていた。

いっぽう、ブライアン・フェリーという個人はともかく、昨今ロキシー・ミュージックというバンドの存在感は薄くなるばかりだった。90年代ぐらいまでは“ロック名盤XXX”といった企画などにも、たいがいその名を連ねていたように思うけど。群雄割拠のロック界、彼らの存在は遠くアヴァロンの彼方に…ということですね。

ニッチな対象本は多く、ロキシーの存在感は薄く…この微妙な頃合い。それでもやっぱり今回の出版には驚いた。まだ相手にされてたんや…というのが正直な気持ち。そしてさらに驚いたのは判型が写真集サイズだったこと。まさに3850円というお値段にふさわしいボリューム、これこそまちがいなく一生の友。Roxy is the drug for me!
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