松屋「シュクメルリ鍋定食」復活

”復刻メニュー総選挙“で堂々の1位だったと。昨年のいまごろ次々と登場していた”世界の料理シリーズ“みたいな企画が尻すぼみ感に終わったのは、このジョージア産メニューの印象があまりにも強烈だったからかも。まあ直近の「濃厚オマール海老ソースのフリカッセ定食」(仏家庭料理とか)もなかなかイケてたと思うけど。

さて1年ぶり。いきなりただよう独特の香りに再会気分。やっぱり熱い。すぐに口に放り込むと間違いなくヤケドするので、いったん具をサラダの上に置いてみたりする。主役の鶏肉もふんだんに用意されているけど、やっぱりこの料理を特徴づけているのはさつまいも。ふつう鍋物にはジャガイモを放り込むのが世界共通認識なんだけど。

今回も最後にはきっちりご飯を鍋にぶちこみ完食。まあ「濃厚オマール海老ソース…」でも同じことしたけど(関係ないけど中華の油そばでも残ったわずかのスープにご飯を絡めるとやたら美味いですね)。口の中に残るニンニクの匂いさえ気にしなければ、いまの季節、カラダを温めるにはぴったりのメニューだと思います。

そういえば先日NHKで栃ノ心が郷土料理を紹介する番組を見たんだけど、残念ながらこのシュクメルリは登場せず、ラザニアみたいな料理が主人公だった。日清食品とのコラボで「シュクメルリ鍋風ヌードル」も発売中、”スープが持つ風味を最後の一滴までお楽しみください“、それってカラダにはあまり良くない禁断の味わいですね。